ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4701,閑話小題 ー夕方がいちばん楽しめるとき!
  * 残照の中で! 「日の名残り」カズオイシグロ
<2167, 「日の名残り」読書日記 2007/03/10 >の、老執事が旅先の最後の日、桟橋で見知らずの老人と話す場面がよい!
「なあ、あんた、わしはあんたの言うことが全部理解できているかどうかわからん。 だが、わしに言わせれば、
あんたの態度は間違っているよ。いいかい、いつも後ろを振り返っていちゃいかんのだ。後ろばかり向いているから、
気が滅入るんだよ。何だって?昔ほど仕事ができない? みんな同じさ。いつかは休むときくるんだよ。わしを見てごらん。
引退してから、楽しくて仕方がない。そりゃ、あんたもわしも、必ずしも若いといえんが、それでも前をみなくちゃいかん」
 その時だったと存じます。男がこう言ったのはー
「人生、楽しまなくちゃ。夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。足を伸ばして、のんびりするさ。夕方がいちばんいい。
わしはそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方がいちばん一日でいい時間だって言うよ」 男が立ち去ってから
20分ほどになります。私はここに残り、いまの瞬間を ー桟橋のあかりが点燈するのをー 待ってました。~~(-。-;)y-~~.
さきほど申し上げましたが、楽しみを求めてこの桟橋に集まってきた人たちが、点燈の瞬間に大きな歓声をあげました。
その様子をみていると、先ほどの男の言葉の正しさが実感されます。たしかに、多くの人々にとりまして、夕方は一日で
いちばん楽しめる時間なのかもしれません。では、後ろを振り返ってばかりいるのをやめ、もっと前向きになって、
残された時間を最大限楽しめという男の忠告にも、同様の真実が含まれているのでしょうか。  
 ――                              
「品格の有無を決定するものは、みずからの職業的あり方を貫き、それに耐える能力だと言えるのではありますまいか。
並みの執事は、ほんの少し挑発されただけで職業的あり方を投げ捨て、個人的なあり方に逃げ込みます。そのような人にとって
執事であることはパントマイムを演じているのと変わりません。ちょっと動揺する。ちょっとつまずく。すると、たちまち
うわべが剥がれ落ち、中の演技者がむき出しになるのです。偉大な執事が偉大なるゆえんは、みずからの職業的あり方に常住し、
最後の最後までそこに踏みとどまれることでしょう。外部の出来事には ーそれがどれほど意外でも、おそろしくとも、
腹立たしくとも、動じません。偉大な執事は、紳士がスーツを着るようにー 執事職を身にまといます。公衆の面前でそれを
脱ぎ捨てるようなことは、たとえごろつき相手でも、どんな苦境に陥ったときでも、絶対にしません。それを脱ぐのは、
自ら脱ごうと思ったとき意外にはなく、それは自分が完全に一人のときに限られます。まさに『品格』の問題なのです。」
 ▼ これを書いた7年前と、色いろあった現在では、味わいが違っている。 御隠居生活という夕方では、前向きな気持ちで、
  残された時間を最大限楽しむことだ。私のように、最後は、この様な終り方で、うわべが剥げ落ち、中の演技者の生の私が
 むき出しになった状態でも、楽しみだけは充分ある。 自分に誠実にあることしか頼るすべなく、独り立ち竦み、残照で世界を
 眺め直し、湧き出てきたきた言葉は?  肯定、肯定、絶対肯定。そして、人生万歳! である。 ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ 
                       ヾ(_ _)ノ モヒトツ ヾ= ̄∇ ̄)ノ バンザーイ♪   <ー kryaΣ(´д ` メ)アホダー!!
・・・・・・
4334, 自殺者増加の意外な要因
2013年01月27日(日)
 昨日の朝日新聞に「自殺者増加の意外な要因」のレポートがあった。
去年11月に高校の同級会メンバーが自殺の知らせが入った。 何か身につまされる思いであった。
自殺については何度か、ここで書いてきた。 これから年々、歳を重ねるに従い身も心も弱り、重くなっていき、眠るように
消滅したいという隠れた願望が膨らむのだろう。世界保健機構によると、日本の自殺率は先進国で、ロシア、韓国についで、

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01月27日(月)
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