ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4651, 閑話小題 ーターナー展
   * レグルスの失明
 家内が二月ほど前に上京した際に、『ターナー展』を見てきて「良かった」という。先月末に、NHKが「日曜美術館」で、
松岡正剛の解説でターナーの絵画を紹介していた。一人で美術展に行かない私が、先週末、大学の同級会のため上京をした際に、
上野の東京都美術館に行くことにした。これは最近読んだ、『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由(わけ)』
の影響もある。直接、凝視しておけば記憶に残る上に、後でネット写真を見た時、より深く理解できるはず。
開催日も終りに近づいた土曜日の午後もあり、館内は人で溢れていたが、二時間半をかけ目に焼き付けることができた。
思っていたより遥かに多く出品されていたが、飽きることがなかった。異次元世界からの光を逆照射した感のする絵画が多い。
それも海を背景にした陽光が「カレーの画家」と揶揄されるほど、くすんだ黄色が印象的である。
  2013年11月24日放送〜 日々流転する風景を描け〜風景画の巨匠 ターナー〜 出演:松岡正剛が非常に良かった。
《(内容紹介)18世紀後半から19世紀前半に活躍した画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851年)。
今なお英国最大巨匠として絶大な人気を誇る。その影響は日本でも夏目漱石が小説「坊っちゃん」でターナーに言及するなど、
時代や文化を超えて多くの人を魅了し続けている。ターナーが生涯を通じて描いた作品の多くは風景画。その最大の特色は、
光・大気・水の表現。薄いベールを透かして見るような光、鮮やかな色彩が重り輝く幻想的な海や山の光景。それはターナー
独自にテクニックで生み出されたもの。当時、歴史画や肖像画に比べて地位が低かった風景画を押し上げ、若くして成功する。
しかし後半生は作品が大きく変化する。雪崩や吹雪、葬儀など謎に満ちた作品を次々と発表。当時誰も見たことのない抽象画の
ような作風も多数描く。画家がそこに込めた思いは何か。番組では風景画家の第一人者に君臨し続けるターナーの実像に迫る。》
▼ 実物の迫力は、やはり素晴らしい。黄色の「輝き」が良い。その中で幾つか印象に残った一つに「レグルス」がある。
 レグルスとは、ローマの将軍。ポエニ戦争でカルタゴに捕らえられ、両瞼を切り取られるという刑罰を受けて、陽光のもとに
引き出され、強烈な太陽光線で失明する・・という逸話を題材にした作品。この絵について松岡正剛は、「すごい作品ですね。
レグルスを失明させるほどの強烈な日の光・・しかし、この光景の中に、レグルスは見当たらない。ただ、陽光の鋭さだけが
描写されている」「本来、この風景の中にいるはずのレグルスを敢えて描かずに(画家は)陽光の描写に専念した」というが、
これは、瞼を切り取られたレグルスが、失明直前に視た光景と受け取ることが出来る。  
・・・・・
4286,日本人の思い −3
2012年12月10日(月)
「日本人の思い」ー ほぼ日刊イトイ新聞 
☆ 「あなたは、友達が多いですか?」に、83%が「少ない」と答えている。みんなの結果予測は57%で、その差は大きい。 
 大部分の人は他人に比べ、「自分は少ないけど、みんなは友人が多い」と勝手に思いこんでいることが分かる。要は、自分が
 孤立し孤独なのが分かるが、他人も同じ、が理解できない。更に驚いたのは、男女の差が無かったこと。 
 男は仕事(縦の関係)で友人関係に希薄になりがちで、女性に比べ少ないと思っていた。 年齢別にみると、14歳以下が
 5割と答えているが、15歳以上になると全ての年代の答えは2割以下。こんなものである。 友人が多いと思っているが、
 実はその人が勝手に思い込んでいるだけもある。「人は人、我は我、されど仲良く」をベースにした関係が基本。
☆ 「あなたは、強い人ですか?」に対し、3分の2近くが、弱いと答えていた。これも、意外な答えである。
 上記の「友人が多いですか?」の回答に対する心情に似ていて、どのように思うかである。 私の考えは、
 「人間は本来、誰も弱い存在。それを知識と経験で克服して鍛え上げるプロセスが人生。としても弱い存在は変わらない。

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12月10日(火)
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