ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4637, 夫婦格差社会 〜どういう男女が結婚するのか ー5
                 『夫婦格差社会 - 二極化する結婚のかたち』橘木 俊詔 (著), (その他)
   * ウィークカップル
 ウィークカップルの現実をみると、近い将来の日本全体の現実が思いやられる。
高齢者を含めた単身世帯の寄与率が2001年で、41%。(*寄与率とは、貧困世帯全体に占めるそれぞれの世帯累計の%)
母子家庭を加えると45・8%。この12年で、更に悪化しているため過半数は軽く超えている。
・(夫の年間所得が100万円未満という超低所得階級における妻の有業率は)1982年に比べて、調査年ごとに低下しており、
 20年で10ポイント近く低下している。このことは、夫の所得が低いにもかかわらず、妻が働かない夫婦の比率が上がって
 いることを示している。 ・・・衝撃的なことは、夫婦の合計所得の最も低いグループと、最も高いグループとで、実に
 年間800万円以上の大きな所得格差が生まれていることである。恐ろしいのは、子孫まで受け継がれること。
・夫の年間所得が300万円未満であれば、妻の年間所得も200万円未満という割合が70%を占めている。つまり夫も妻も低所得
 という組み合わせが非常に多いことがわかる。
・年間所得1600万円以上の夫では、妻の年間所得も1000万円以上という夫婦が約13%おり、パワーカップルの象徴と言える。
・貧困状態にある夫婦は学歴が低い傾向があり「男性の17%が中卒、3分の2が高卒、女性も中卒が15%、高卒68%」になっている。
 また、若い夫婦に関しては、配偶者がいても貧困に苦しむ世帯が少なくない(配偶者がいる20代男性の26%、20代女性の
 約20%が貧困状態)。ウィークカップルの典型例とは、「ともに低学歴かつ低収入で貧困にあえぐ若年夫婦である」と結論。
▼ ネット検索で、《 日本の母一人子一人の母子家庭で、貧困率が57・9%で、OECD平均 の21%の3倍近くと飛びぬけ
 2007年(平成19年)の国民生活基礎調査では、✩単身者で手取り所得が127万円、✩2 人世帯で180万円、✩3人世帯で224万円、
 ✩4人世帯で254万円が貧困層。》とある。 現在、三組に一組が離婚するというが、子持ち離婚の6割が貧困家庭に陥る。
 著者は、「貧困になりたくなければ離婚だけは避けるべき」という。 先日、書いた、タクシードライバーの嘆き
 「母子家庭に育ち、直ぐに働いて、転職を繰り返したあげく水商売に、ホステスと結婚した妻が客と浮気。1人娘の引き取りで
 裁判で勝ったが、その子も手元から離れ、現在、90歳近い母親と一緒。 現在の収入では、生活がギリギリ。人生何も良い
 ことが無かった」。 一度貧困に陥ると、三代、四代、と続く典型的ケース。それでも、結婚できた人は良いか? 
  人生には、登り坂、下り坂、まさか、の坂が待っている。どの坂も、平坦な道より味わいがあるが?厳しい事は確か。
 陥るのは一瞬だが、這い上がるのは何代もかかるから始末が悪い。「親の因果が、子に祟り」 他人ごとでないか?
・・・・・・
4272, 閑話小題 −つれづれに
2012年11月26日(月)
* 過去の随想日記を改めて読み返すと、結構、面白く可笑しい時間をすごしている。
 恵まれていた時代に生きていたということか。 自分が経験したことや、本を読んで納得した以外のことは、
 全て想像と思い込みでしかない。それは他人にも言える。一歩退いて、きし方を振り返ると、その時には
 気づかなかったことが今になって気づくことが多いが、それも思い込みでしかない。
 「事実などない、あるのは認識だけである」という道理がある。事実が真実とは限らない。そのことを知識だけでなく、
 人生経験から理解出来る人と、理解出来ない人がいる。とはいえ、真実と思い認識していることも、怪しいもの。
* 情報化=ネット社会が世の中を根こそぎ変えている。ひと昔なら想像すら出来ない情報機器から限りなく情報が入ってくる。
 さらに一人ひとりの情報発信基地を持てるようになってきた。しかし情報が豊富になって、人間が豊かになったか?というと、
 そうではない。むしろバカになっているところが多いのは自分自身を見ればわかること。それでも年々、面白くなっている。 

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11月26日(火)
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