ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4592, そして、人生はつづく ー3
   * 「アバウト・シュミット」の『そして人生はつづく』
 5月の連休明けにシネマでみた、「アバウト・シュミット」が、まさに、「そして、人生はつづく」をテーマにした内容。
   ーその概略をHPでみるとー
《 仕事一筋の平凡な男が、定年退職を機に第2の人生を歩む姿をユーモアとペーソスを織り交ぜて描くヒューマン・ドラマ。
 人生の終盤を迎えて大きな転機に直面し孤独と戸惑いを見せる主人公の悲哀を名優ジャック・ニコルソンが見事に表現。
 監督は「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」の新鋭アレクサンダー・ペイン。
  アメリカ中西部オマハ。この日、勤め先の保険会社で定年退職の日を迎える66歳のウォーレン・シュミット。
 彼はこれまで妻ヘレンと今は離れて暮らす娘ジーニーと共に、平凡だが特に不満のない人生を送ってきた。
 そして次の日から新たな人生を歩むことになる。しかし、翌朝目覚めてみると、シュミットは会社中心の生活リズムが
 染みついていたせいか手持ち無沙汰になる日々が続いた。そんなある日、妻ヘレンが急死する。そして葬儀の準備に
 追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールを伴い戻ってくるのだった…。》
▼ 一流保険会社で働き、良き同僚や妻と一人娘に恵まれて、自分でもそれなりの人生を送っていると思っていたが、
 定年をむかえた直後、妻が急死、その葬儀も終えたところで、何をしてよいか分からなくなり、離れて住む娘を
 車で訪ねるが、何か来て欲しくない様子。ラテン系娘婿の家族は、これまで接したことのない世界の人たち。
  その旅の中で、これまでと違った様々な経験をする。それが何か無様で、ホロ寂しい姿で、哀愁が漂う。
 職場と連れ添いの喪失で、なす術のない男の悲喜劇が、人生の終末期の有り様を浮き上がらせている。
 妻に先立たれた寡夫ほど大変なものはない。
  5月の連休明けに、この映画を見たが、会社を整理をして二年。主人公の姿に自分が二重写しに見える部分がある。
 また、「そして、人生はつづく」の著者に似ている部分がある。
  10年近く前の話になるが、幼馴染が倒産と同時に離婚。一人アパートで自閉症になって半年、お金も尽き、辛うじて
 知人に拾われ、働き出し、営業で私のところに訪ねてきた。が、風貌は歯が数本抜け、やせ細り、20歳は老けていた。
 数年後、年金生活に入ったが、重症のアル中になって県外の娘夫婦の住宅近くのアパートへ引越していった。
 現在も、「そして、人生は続いている」のだろう。豊かな老後には、十年以上かけたライフワークがあるかどうかだが・・
・・・・・・
4217, 開国という強迫観念 ー4
2012年10月12日(金)                      
    * 「開国」とは何だろう      ー反・幸福論『開国という強迫』ー 京大教授・佐伯啓思 
 「世界標準」とはアメリカの示したルールであり、常に自国に有利に作り変えることが可能なアメリカに世界は振り回されてきた。
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も、有利なのはアメリカ。しかし入らないと、競争力が明らかに不利になるため、従うしかない。
 属国から離脱など出来ないように囲い込まれてしまっているのが日本である。 ーその辺りからー
≪ ・・ところで「開国」とは何でしょう。先ほどから、「開国」とは、「世界の潮流に乗ること」であり、「世界の普遍性に乗ること」
だといってきました。いや、近代以降、日本ではそう考えられていました。しかし、本当はそうではないでしょう。世界は実は多様です。
「開国」とは異質なものに出会い、世界は多様であることを知ることなのではないでしょうか。「開国」とは、何よりまず、異質な文化、
社会、宗教などに出会うことです。そして、己の独自性を改めて知ることなのです。特異性ではありません。独自性です。自国の、
自文化の独自性を認識することなのです。もちろん、他国もまたそれぞれの独自性を持っています。その世界の多様性に触れることこそが

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10月12日(土)
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