ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4577, 2050年の世界 ー8
                 「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
 2003年のビッグバン理論が観測で認定され、大きな境い目になった。 宇宙衛星などの観測から宇宙が拡大しているに
かかわらず、膨張が加速していることが分かった。膨張のためには他の宇宙から何かのエネルギーが、注ぎ込まれなければ
成り立たない。それが暗黒物質と暗黒エネルギーである。現在、その発見に世界中の科学者が躍起になっている。
   第十七章 苦難を越え宇宙に進路を  ーのまとめ
・冷戦時代に予想されたフロンティアとしての有人飛行競争は終わりを告げ、宇宙の商業利用の時代が来ている。
 アメリカの全地球位置発見システム(GPS)など人工衛星群の商業的価値は、2009年には1609億ドルにのぼり、
 前年比11パーセント増の成長を達成。
・アメリカが宇宙へ独自に有人飛行をすることをやめた反面、中国の台頭が目立っている。中国は、2025年をめどに月着陸を
 めざしている。しかし、これは米国が月着陸を果たしたときの世界的興奮と比べれば、はるかに小さなニュースとなるだろ。
・NASAは、小惑星への有人飛行を計画しているが、火星への有人飛行のほうがはるかに、世界的インパクトが見込める。
・軍事的な宇宙利用の主眼は、引き続き情報収集という機能に集約されるだろう。
・民間会社による宇宙飛行はすでに実現しており、アメリカは宇宙探索の、部分をそれらの会社にアウトソースしている。
 ヴァージン航空を率いるリチャード・ブランソンは、ヤーキェリー計画のような弾道飛行によって宇宙に出るサービスを
 提供する会社を始めているが、まだ一回あたりの費用が二〇万ドルと高すぎる。民間会社による観光目的の宇宙飛行は、
 今後費用が下がっていき、金持ちの娯楽の一部となるだろう。
・銀河の動きを説明するために、暗黒物質なるものが宇宙の五分の一を占めなければならないことになっている。
 その正体を知ることは、当面の大きな宇宙探索の目的のひとつだ。宇宙の膨張が速度を増していることが近年観測されたが、
 それを説明するための暗黒エネルギーの正体も解明が待たれる。
・太陽系以外に生命の可能性のある惑星はいくつもあり、観測技術の発達によって地球以外の生命の発見が今後なされるかも。
▼ ひと時代前には、他の宇宙などSF小説さえ取り上げなかった。それが、10の500乗の別宇宙の存在の可能性が、
 実しやかに語られている。宇宙の知識も、天文科学の進化で飛躍的に伸びている。40年前では、想像すらできなかった
 別宇宙の存在に匹敵する新たな事実が発見されているのだろうが・・・ 「人間を一の単位とすると、我々が住む宇宙が
 10の27乗の世界で、ミクロではマイナス35乗の世界が我々の世界」という。言葉として、マイナス35乗のミクロ
 物質が、どのように考えても私の頭では理解できない。現在、暇を見つけては、そのイメージを持とうとするが、無理。
 もしか、持てたとしたら、どうだろう?お釈迦様より、遥かに超えた何かを実感できるのでは? 
 137億光年の宇宙の果てが27乗の外の世界で、逆にマイナス35乗の物質世界の合計62乗が私の世界? 理解不能!
・・・・・・
4202, 閑話小題 ー危所に遊ぶ
2012年09月27日(木)
   * 危所に遊ぶ
 芭蕉の『俳諧問答』に「危所に遊ぶ」という言葉がある。 危所は字のとおり危ない所だが、
「名人は定跡から外れ、未知の分野にも冒険心を持って飛び込み、そこで楽しむ」という意味がある。が、他にも、
「危ない所で遊ぶぐらいの心の余裕を忘れないこと」と、「危ない所の先に宝が隠されている」という解釈もある。
事業の創業も、自分を一度、絶壁に追い詰め、そこから湧き出るエネルギーを動力にする。 危所を見極め、そこに隠された
キーを見つけることがポイント。ゲームとは危所(難関)を設定し、知恵で乗り越える遊び。難度の高い危所を合理的に
乗り越える域に達した人が名人になる。これは人生にもいえる。生まれ、死ぬまでの間に難関が次々と立ち塞がってくる。

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09月27日(金)
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