ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4519, どうせ死ぬなら「がん」がいい ー5
『どうせ死ぬなら「がん」がいい』近藤 誠 (著), 中村 仁一 (著)
日本エッセストクラブ編の‘11年版ベストエッセイ集’の「老いた人、瀕死の人にも希望を」が、二人の説を裏付ける内容。
医師も若い時には、その不条理に思い悩むが、何時の間に、その世界に染まってしまう恐ろしい世界でもある。
ーまずは、冒頭の一部を抜粋してみるー
《 * 老いた人、瀕死の人にも希望を ー榊睦子
この春、研修医になって独立した息子が忙しい勤務の間を縫って帰って来た。元気がない。就職したての頃の笑顔が消えている。
「仕事はどう?」と水を向けてみる。「愚者さんの最期を看取ったよ」と息子。「薬が殺したようなもんだ。」 どきりとする。
息子の話によると、その六十代の終末期の癌患者は、一%の成功例しかない治療薬を処方された直後に亡くなったという。
もちろん主治医は患者を救う努力を続けて来たし、患者と家族との間でインフォームド・コンセンもなされている。主治医には
何の落ち度もないのだが、息子は、善意の陰に見え隠れするもの ーその治療薬の臨床例を増やしたい、百に一つの成功の快感を
味わいたいーを見落としてはいなかった。彼は立場上、主治医に対して異を唱えることのできなかった自分を責めているのである。
「希望」はすべての人にある。余命幾許もない人にもあるはず。この患者は、もしかしたら、それを奪われてしまったかも知れない。
それから数ヶ月経って息子から衝撃的な話を聞いた。同僚の研修医が自死を遂げたという。原因は不明。大変、優秀であった
その研修医は、「笑顔しか思い出せない」と息子が言うほど、明るく穏やかな人であった。彼に一体何が起きたのだろうか。
次は看護師をしていた娘から聞いた話。白血病の末期であったその少女は、亡くたる数日前に、窓の外に自分がいると言って
怯えはじめたが、次第に落ち着きをとり戻し「お母さん、がっかりしないでね。泣かないでね」と母に言った後、昏睡状態に陥り、
眠るように亡くなったという。少女はその生涯で一番大事な仕事 ー母を慰め励ますということーをやりとげて逝ったのである。
死に行く人にも希望はある。それは前途洋々たる人の場合、桁遠いに重く大きい悲願と言っても良いのでなかろうか。・・・ ≫
▼ 一%の成功事例しかない治療薬を提示すること自体問題だが、同じ死ぬなら、それに挑戦するかの判断は本人次第。
当事者になってみなければ分からないことだが、私ならどうだろう? 早く逝けるなら前倒しに?・・
医師も難しい職業である。 人間は全て、どの道、死んでしまう。結局は延命の手助け。これも必要だが、必ず限界がある。
その上、ビジネスの要素も関わってくる。 現状の医師と病院システムで中では、自分が判断するしかない。
・・・・・・
2012-07-31
もうこれは世界大恐慌 ー
「もうこれは世界大恐慌」朝倉慶著
* あの債権は、何処にいったのか?
不思議でたまらないのが、リーマンショックの原因となった不良債権の行方である。バージン、ケイマン諸島は、世界の金持ちが
金融口座をつくって脱税をするものと思っていたが、不良債権を塩漬けにする基地でもあった。そこに飛ばしておけば、鉄の塊に金粉を
塗装して置いておくようなもので、実際の金か鉄の塊かの調査権が及ばない。 永久に隠しておけば良いが、そうはいかない。
もしかして永久に抹殺して封印して置くことも可能なのだろうか。どうだろう?? そうすると、6京円の不良債権は大変だと
不安がっている私たちの方が無知ということになる。 どうなっているのか金融の世界は? ーその辺の記載をコピーしてみるー
≪20年前のバブル期に大損した損失は今だ表に出てこない。このオリンパスの粉飾はたった一社特有のことなのだろうか?
オリンパスが使ったタックスヘイブン、バージン諸島、ケイマン諸島には大金持ちの資金だけでなく、隠れ借金が膨大に隠されている。
日本のバブル崩壊の100倍のスケールといわれたリーマンショックの後、巧みに封印され隠されてきた欧米金融機関の膨大な不良債権も、
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07月31日(水)
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