ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4340, 自己とつきあうということ −6
                   「自己の探究―自己とつきあうということ」和田 渡 (著)
    * ソクラテスと自己の問題
  「人間は無知であり、無知であることに対しても無知である」というソクラテスの言葉が広く知られているが、それを
 本当に我われは理解しているかというと疑問である。無知を自覚した上で、良く生きること、己の心と魂に配慮することと
 2500年も前に、ソクラテスは気づいた。 ーその辺りを抜粋してみる 
 ≪ ー汝自身を知れー  吟味することのない生は生きるに値しないと見なし、よく生きることこそ人間のつとめだと
考えたギリシアの哲学者、ソクラテス(前470〜399)も、自己へ配慮することの重要性を力説した。 神殿の壁に記された
「汝自身を知れ」は、神から人間にくだされたメッセージであり、永遠の存住としての神と異なり、つかの間の生を生きて死ぬ
ほかはない人間に与えられた「身の程を知れ」という意味のこめられたものとされる。その言葉は、神殿に訪れる者たちに
「神に過剰なことを望んではならぬ」という自戒を促すものとみなされる。・・ 。それゆえ彼が強調したのは、おのれの
無知に気づき、すこしでも無知でない状態へと自己を導くことであった。 そのために、自己は配慮されなければならない。
無知な状態に脱して、真の知を得るためには、よく生きる努力、自己の魂への配慮を欠いてはならない。
そうしたソクラテスの信念は、『ソクラテスの弁明』のなかのアテナイ人への呼びかけに明らか。
 【 世にもすぐれた人よ、君はアテーナイという、知力においても、武力においても、最も評判の高い、
   偉大な国都の人でありながら、ただ金銭を、できるだけ多く自分のものにしたいというようなことにだけ
   気をつかっていて、恥ずかしくはないのか。評判や地位のことは気にしても、思慮や真実は気にかけず、
   精神をできるだけすぐれたものにするということにも、気もつかわず、心配もしていないというのは。】
金銭欲や名誉欲といった誰もがとらわれやすいものから、真実をめざして精神を配慮する方向への転換を
説くソクラテスは、当時、嫌味な老人として嘲笑と反発を買ったかもしれないが、自己に向かう態度を
頑固なまでに強調している。彼は、自己が金銭や他人の思惑などにひつばられやすいものであり、それゆえに、
そうした方向を制御して、ひたすら「自己自身をよくすること」につとめなければならない。≫
  ー「よく生きる」という実践ー  しかし、自分自身をよくするとは、いった.いどうすることなのか。
「大切にしなければならないのは、ただ生きるということではなくて、よく生きるということなのだ」というソクラテスの
周知の言葉は、どのように理解されるべきか。彼は、よく生きるの「よく」を「美しく」とか「正しく」と同じ意味で
理解すべきと主張しているが、そのために必要なことは、ブッダの主張と同様に、もっぱら自己の心、魂に配慮することである。≫
 ▼ 一生かけて自分を覆っていた固定観念を叩き壊してきたつもりだったが、振り返えれば、あまり壊れていなかったようだ。
  壊すほど、その奥には、さらに頑強なバイアス(偏見)の岩盤が表出してくる。 周辺を見渡すと、ゾンビの群れが、
  彷徨っているのを見かける。己を忘れ、現実に溺れ死に、墓に埋められたミイラが死に切れず徘徊しているのが、ゾンビ。 
・・・・・・
3965, 首都圏崩壊の可能性、7割
2012年02月02日(木)
  数日前に突然、東京大学地震研究所が「首都圏でマグニチュード7クラスの直下型地震が4年以内に70%の確率で発生する」
という研究結果を発表した。(政府発表は30年で70%だったが)「死者が1万一千、負傷者が数十万、倒壊・延焼が85万世帯」。
東北大震災で10倍以上も、その確率が高くなったという。85万世帯といえば建物の二割近くになる。「死者が万分の一のなら、
それも仕方がない」と安穏としてはいられない。 私が都内在住で幼い子持ちなら移住を考えざるをえない事態である。。

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02月02日(土)
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