ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3248, 閑話小題
* 力量と品格
朝青龍の引退について、少し前になるがNHKで特別番組を組んでいた。
その中で「強さが抜群だが、品格に問題だが、その品格というのが、いま一つ分からない」
と、解説の元横綱の北の富士が話していた。「国家の品格」という本もあり、それについて書いたことがある。
「知識とか経験の裏づけから滲み出る人間性」と、私は理解している。その番組で、北の富士氏は「一般にいう常識を守ること」
と述べていた。 一般でいう常識とやらも何だか分からないが、知識の裏づけのない常識ほど己を抹殺してしまうものはない。
大相撲は品があっても、強くなければ誰も認めない。 強い上に、神秘的な綺麗なオーラみたいなのが出ているイメージを
品格というのだろうか。 相撲は、神事に後に余興で力比べをしたことから始った。 儀式の一つだから、歌舞伎みたいな
神秘を保っていなければならない。それも、その最高の位にいる横綱は神秘的イメージも必要というのも理屈である。
* その人物を知るには
その人物を知ろうとしたら、
・子供時代に、どんな環境に居たか ー家族構成と自分の立ち位置(長男、次男・・・・)
・学生時代など、青春時代に何を求めていたのか? 更に人生に何を求めたか、
・何を恐れ、何に笑い、何に怒り、何を喜び、何を悲しんだのか、
・何の仕事をしてきたか、
・仕事以外のときに何をしているのか、
・誰を愛してきたか、
・それぞれの時代の友人は、どんな人だったか、
・奥さんが、どういう人か、子供がどのような人物に育っているか、
・本棚には、どの本が並んでいるか、
人生を振り返れば自分の外枠が見えてくる。
・・・・・・・・・
2873, 成長モデルから 脱成長モデルへ −1
2009年02月15日(日)
「もはや成長という幻想を捨てよう」ー佐伯啓思
中央公論 08年12月号が、なかなか説得力のある内容であった。
ーまずは、そのいくつかを抜粋してみる。
「今回の経済危機の原因は長期的に見ると、20世紀を通じて続けてきたアメリカ型資本主義による
経済発展の行き詰まりである。 資本主義の本質は、物的生産力を無限に拡張していくことにある。
だが先進国では70〜80年代に社会が成熟段階に達してしまい、人々がさほどモノを欲しがらなくなった。
その結果、製造業に投資しても大きな利潤が出ないので、余ったカネを金融市場に集めてバブルを常に起こすことで、
経済発展をしてきた。人々が高いお金を払ってまでも手に入れたいと思う『モノ』がもはや亡くなりつつある、ということであろう。
だからそ、製造業は、過酷なまでの価格競争によって、価格を下げるほか無いのである。・・・
今日、『経済活動の過剰』という問題に真っ正面から取り組むべきではなかろうか。
確かに、今日、資源はますます希少となり、食糧も希少化しつつある。食糧の奪い合いが始まろうとしているし、
アメリカ人は借金をしてまで貪欲にモノを買い続けている。人間の欲望は無限であり、モノは有限である。」
ーー
「グローバル化の第2の波である帝国主義の真相を、英国の経済学者でえあるボブソンは恒久的な消費の低下にあると見ていた。
・・・ ケインズこそ、現代資本主義の最大の問題を消費の低迷に見ていたのである。 かくも豊かな社会が到来すれば、
人々はもはやその関心を『モノ』には向けなくなるであろう。その結果、消費は低迷し、それが資本主義の長期的停滞を
もたらすだろう、というのがケインズの予想であった。『豊かさの中の停滞』である。
豊かさのまっただ中でこそ、資本主義は深刻な問題を生み出す、というのである。」
ーー
「『貧困への恐怖』と『豊さへの渇望』がもはや経済活力の源とならない。・・・もしそうだとすれば、規制緩和や
市場競争促進政策は、いっそうの生産能力過剰をもたらすだけのことであり、それに伴う有効な需要の伸長がないとすれば、
よほど無理なコスト競争、価格競争をしなければ企業は存続できないであろう。
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02月15日(月)
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