ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3222, フリー −2
 「 フリー <「無料」からお金を生みだす新戦略> 」 
                             クリス・アンダーソン著  
 著者がいう「アトムはビットに比べれば、フリーへの速度が遅いだけ」としたら、大変なことになる。
一つデジタルカメラを例にとると、カメラの本体は、大して変わらないとしても、その機能は無制限にアップしていく。
三年もしたら、数倍の機能が良くなる。更にビデオ機能もつくものも出てくる。 デジタルのため圧縮をすれば幾らでも
付け加えることが可能になり、カメラ機能は限りなく向上可能になる。ということは、時間の経過と同時に、
それまでのカメラの値段は、値下がりを続けることになる。 デジタル化はネット社会を更に推し進める力が働く。 
ネット社会は地球上に別世界が出現したと見ると分かりやすい。 その上に、これまでの世界に優先し始めたのである。 
先ほどのカメラを例のようにビットの世界で、無料化が始まり、それが加速しだしたというのである。 
それは、これまでの現実社会の無料化への方向化を推し進めることになる。最安値に平均価格が押しやられる圧力が加わる。 
現在の世界経済の混乱や、貨幣制度の根本的問題は、この辺が原因になる。
私の買う本の過半数以上はアマゾンの古本。 アマゾンのネットを通して売り主から直接、送られてくる。
その中で一円というものがある。 送料340円の手数料が利益になるのである。
 アメリカで書籍専門の端末機器が発売され爆発的に売れ出した。 最後の聖域の紙というアトムに印刷された書籍が
ビットに移行が始ったのである。 したがって書籍の無料化の方向(値崩れ)は時間の問題になった。
今の若い人は、新聞を読まなくなった。ネット新聞を見ていれば読む必要はないのである。
映画も、版権の過ぎたものがDVDで80枚1万円で通販で販売されている。 ほぼ無料である。 
それらは図書館に行けば、その殆んどを無料で借りることが出来る。さらに大型パソコンでみれるコーナーもある。
 面白いのが、中古品の無料提供のサービス。 アメリカで始ったものだが・・・・   
                                       ーつづく
 ・・・・・・・・
2847, 不況景色 −8
 2009年01月20日(火)
*どうもこうも、アメリカの金融株の下落が止まらない。 シティが3・5ドル、バンカメが7.2ドルと、
 今年に入って50%も値下がりした。 先週末にはシティが解体プロセスに入ったというニュースが流れ、
 バンカメが200億ドルの資本注入、そして1000億ドルの与信枠を政府から与えられた、という。
 投資銀行の消滅の後は、アメリカのトップクラスの規模の二社が崩壊寸前というから、ことは重大である。
 更にビッグスリーを救済するというから、アメリカは何をやらかすのだろう。
*この円高と金融恐慌の結果、昨年の一人当たりの名目GDPが、・日本 19位から9位 
 ・英国 10位から18位 ・アイスランド 3位から19位 に下がったという。
 といって、何も変わっていないのである。金融立国が自滅しただけのこと。
 あと数年もしないうちに日本は20位以下になるだろうし。 ちなみに、一位はルクセンブルグ、
 二位はノルウェーで一昨年と変わらない。それにしても、僅か4ヶ月で世界は一変してしまった。 
*17日の土曜日の日経の朝刊で、デビット・スミック(ジョンソン・スミス・インターナショナル会長)は、
バブル崩壊について、「いくつものバブルが相次いで破裂しつつある。あえていえばサブプライムはたった1兆5000億だ。
クレジットカードが2兆5000億ドル、新興国向け与信は4兆から5兆億ドル。外国為替デリバティブと破綻リスクを保証する
クレジット・デフォルト・スワップは各50兆ドル以上などを合わせればバブルは全世界で200兆ドル以上になる。
10%が吹きとんだとしても20兆ドルだ。」と語っている。 更に欧州のユーロはどうかというと、
「ユーロ自体が非常に過大評価を受けている。欧州の金融機関の新興国向け与信が、関心の的になっている。

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01月20日(水)
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