ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3221, フリー
「 フリー <「無料」からお金を生みだす新戦略>」 クリス・アンダーソン著
非常に刺激的な考えさせられた内容であり、ビジネスマンや経営者なら読んでおくべきである。
読後感は、かなりショック。 ビット《情報》の世界では、今後95%をFreeにして5%から利を得るモデルが
世界を方向づけるカタチとしての流れを止められないという。 フリーとは無料のこと。 無料=利他を理解できた者が
ネット社会では利する世界になる。 フリーでやれるのはネットという膨大な世界があるから。
無料といえば、民放のラジオやTVは広告を見せられる反面に無料。駅前で配られるテッシュも無料である。
図書館で借りてくた音楽のCDをパソコンに落とすが、それも無料。 気がつかないうちに多くのフリーに恩恵を受けている。
この随想日記も、考えてみたらフリーである。私にとって全てのエネルギーを注ぎ込んで、HPを覗いてくれる縁ある人に
情報を公開している。 ただ、それが利他になるかどうかは別だが。
この本では「ビジネスモデルの理解」という表層的なことだけでなく、「ビジネスを考えるマインドセットの仕切り直し」
というところまで、考えを深めてくれる。 ひとたび自分のマインドセットを仕切り直すことができれば、自社や競合や
新規参入が取り得る価格破壊戦略のみならず、そのトレンドが業界構造をどのように変えるか考えることができる。
・タダでモノを与える「経済」は今さら新しいものではない。モノが充足された文明で、自己実現を満たす行為としてあった。
この「贈与経済」は貨幣ではなく、「評価」「注目」という非貨幣的価値を対価としてきた。
ネット以前の時代では「評価」「注目」は地域限定で「量」が小さく、しかも計量が難しかった。
しかし、ネットでは「評判」「注目」が広範囲で「量」が大きく、かつ計量可能であるため、貨幣との交換が可能である。
したがってこの計量可能な非貨幣的価値を貨幣的価値に換える「やりよう」こそが、ネット時代の新ビジネルモデルである。
・無料ということについて、心理面からアプローチしているのが面白い。 取るに足らない値段を請求することで
圧倒的多数の消費者の手を止める。チョコを使った実験やフランスアマゾンの送料などを例に紹介している。
《 0と1 の差は、1と99の差より大きい。》
ー つづく
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2846, 金融大崩壊 −2
2009年01月19日(月)
−読書日記
この著書の結論は、「16世紀に資本主義が始って以来の地殻変動がいま起きている。
キッカケはサプライムローン問題であり、20,30年と激動の時代が続く」である。
16世紀からの近代(資本主義化)が‘変わり目’に来ている。これは著者が言い出したことではなく、
他の学者の論を租借しただけだが、キッカケはリーマンブラザーの倒産である。
更にいえば、松井孝典がいう「地球システムが、拡大し続ける人間システムを維持できなくなったサインの一つ」
とみると、解りやすい! 第一次大戦、金融恐慌、第二次大戦と続く一連の破壊よりも数倍大きい エネルギーが
世界を覆い、一度、西欧中心主義の世界を破壊しつくすのは必然の流れである。
この著書で、1995年から2008年9月まで、ーアメリカ「投資銀行」帝国ーが存在した、という。
それが、去年の9月で、その帝国の象徴的存在だった5つの米投資銀行が全て破綻してしまった。
1995年以降、アメリカ「投資銀行」帝国は、「すべてのお金がウォール街に通じる」システムを築き上げて、
資本家達は1995年以来、100兆ドルの金融資産を増やした。 元来、貯蓄が少ないアメリカにとって、
「投資銀行」帝国化することで、まさに「無から有」のお金を手にしたのである。
その最終局面で起こったのがサブプライムローン問題。アメリカの資本主義帝国化に一番に対応したのが、日本である。
いや、させられたのである。金利を下げて円安を誘導し、輸出主導でバブル崩壊後の日本を立ち直らせようとした、
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01月19日(火)
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