ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3210, デフレ時代の商売 −2
* 鯛焼き屋
この数年、駅周辺などで多く見かけるようになり、ニュースなどで話題になっていて、この数年で、
倍倍に増加していると報じている。 投資金額が格安で済み、資金回収が早く済むという。
「100万円で開業できます! 加盟料金40万、指導料20万、その他・・(店舗内装、取得は別)《たいランド》」と、
ネットにあった。 先日の朝のTVで「二日の研修で、開業資金が500万」というから、内装・店舗敷金込み?か。
鯛焼きは、ネリモノ商売の典型である。 ネリモノといえば、ドーナツがある。 原価率10パーセント以下だから、
当たると、これほど面白い商売はない。パン屋、ケーキ屋、蕎麦屋、うどん屋が、それである。手間はかかるが、原価が安い。
鯛焼きにも、最近は餡の替わりにクリーム、カボチャ、芋を入れたり、ピザそのものを鯛焼きの型したものや、
お好み焼きを鯛焼き風に売るものもある。 たこ焼きも可能?? 「白鯛焼き」の名前で、パリッとした外皮、
モチモチの生地、中味は餡の、これまでは無かった鯛焼きチェーンもある。
これもブームで飽きられれば、そこまでの商売だが、当たれば半年か一年で資金回収が可能。
これは世界にも通用する可能性がある。誰もが手軽に出来るということは、直ぐに過剰になり、飽きられる。
だから工夫が必要になる。 10前にで長岡で地元大手の会社が倒産したが、若い二代目の社長は仙台に行き、
鯛焼きと御焼きを始めたと聞いた。 誰も知らない地で、ゼロから再出発するのだから、尊敬に値する。
* アウトレット専門のショッピングセンター
仙台の郊外とか、富士山の裾野や、軽井沢、埼玉の入間、千葉の幕張、などで三井や三菱系の開発業者などが、
アウトレット専門のSCを開発が話題になっている。 広域の客を狙うため駐車場を広くとるため立地が人里から
立地になる。 オープンしたところは、ほぼ好成績のようだ。アウトレットとは、ブランド品や輸入品の処分品を扱う店。
ディスカウントとは違う業態になる。ディスカウント商品は値段を安くするために企画段階からトレードオフした商品。
デフレ・スパイラルの中ではディスカウントや、アウトレットに人気が集まる。
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2845, 金融大崩壊 −1
2009年01月18日(日)
「金融大崩壊」 − 水野和夫著
昨日、半日で一挙に読んでしまったが、歴史的な視点を入れて解りやすい内容である。
5年前から「世界は激変するー資産防衛セミナー」に何度か出て、重大局面にあることを認識。
それをキッカケで多くの金融危機関係の本を読んできた。 現象として現れてきたのが一昨年の夏の大きなウネリ、
そして去年の9月の大激震となったのである。 この本は、その辺の潮流を解りやすく書いてある。
ー要約するとー
・現在の金融危機は「100年に一度の危機」ではなく、16世紀に資本主義が始まって以来最大の危機。
*16世紀からの「近代資本主義」と、
*1968年からの「新自由主義」と、
*1995年からの「アメリカ金融資本主義帝国」の終焉が、この金融恐慌、と看破。
考えてみれば、その資本そのものは傷をついてない。深手を負ったのは国家と国民である。
・16世紀以来の、近代資本主義がつくりあげてきた中産階級ー国民を、資本が破壊した。
近代資本主義下で「大きな物語」を信じて多くの人が中産階級になることが出来た。
それが2008年9月15日に終わってしまった可能性がある。それは同時に「主権国家の時代の終焉」でもある。
・サブプライムローンと新自由主義が、資本・国家・国民の三位一体を断ち切ってしまったことで、
この金融崩壊は後世にその名を残す。
・1995年以降、国際資本の完全移動性が実現したことで、資本は国家と国民に対して優位に立った。
そして資本がぬけがけし地球規模で暴走した。グリンスパン前議長こそ資本の側に立ち、それを容認した。
その結果、1995年から増えた世界の金融資産は1京円(=10000兆円)。
・1970年以前は「大きな物語」が成り立っていたので「大きな政府」が成り立っていた。
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01月18日(月)
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