ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3148,殺人事件の半分は家族内殺人
先日、図書館で「新潮45・2009・7月号」{殺人事件の半分は家族内殺人}ー橘由歩 のレポートが目に入った。
子供の頃から両親に、「それぞれの家には必ず問題がある。だから、あまり深入りをしないこと」と言われてきた。
しかし、このレポートの題目をみるまで『殺人の半分が身内』とは知らなかった。さらに知人の殺人が9割を占める
というから驚きである。これまでは、家族内殺人はイメージとして1〜2割である。いや、もっと低い。
それだけ家族内では問題が発生していることになる。彼女の著書で取り上げている10人の
家族内殺人者の共通点がDV被害者というのも印象的である。
ーまずは、一番印象的な部分を書き出してみるー
≪ 本書に登場する10人の殺人者に共通するのが、虐待家庭で育ったということだった。
子どもとは本来、親の愛を求め、親からありのままの存在として認められ尊重されたいと希う。
それをどこかで歪めなければならなかった子どもたちだった。
自分の心を育てる時間を持てなかったということだ。 その空っぽな心が、他者への依存性を生む。
前述の母親たちは、子どもによって自らの空虚感を埋めてもらおうと子どもを使った。
だからこそ、子供に依存し、子どもを自分の為に使ってはいけないということだ。
子どもが心を育てる場所と時間を、大人は決して奪ってはならないと。≫
ーー
多くの若い人を採用し、教育過程でみえてくるのは、両親の子どもに対する影響である。
特に母親の甘やかしと将来への依存が、子どもに大きなマイナスを与えている。 子どもにとって
厳父と優しい母のバランスが必要不可欠。 夫にとって、妻が一番危険であり、妻にとっても夫が危険である。
親子も同じことがいえる。 家族に殺される確率は1千人に1人というから、ありそうなことである。
自分で自分を殺す自殺は、身内とはいえないが他殺の20倍になるという。一番恐ろしいのは自分ということ?
ーー
「身内の犯行」 橘由歩著 ーネットよりー
著者は、奈良の長女薬殺未遂、板橋の両親殺害爆破、渋谷の「セレブ妻」夫バラバラ殺人など10の事件の現場と当事者を
追っているうちに、興味深い共通点が見えてきたという。家族を殺(あや)めた人たちは、虐待を受けて育った人が多いのだ。
「子どもは、安心と秩序のある環境で、ありのままの存在として受け入れられて育つもの。
ところが、暴力や無視、親が自分のために子どもを利用する環境で育つと、どこかが歪まざるをえない。
秋田の畠山鈴香も、虐待を受けていくうちに、嘘を言うことで身を守ってきたんです。鈴香は無期懲役が確定し
裁判は終わってしまい、結局、娘の彩香ちゃんや近所の豪憲くんがなぜ殺されたのかわからないまま。やりきれないです」
年をとった親を引き取り、幼いころの恨みが蘇ることもある。50代後半の男性が85歳の母を殺した中津川一家5人殺害事件は、
「強い母」への憎悪から起きた。 もちろん、虐待を受けた人がみんな殺人者になるわけではない。
暴力を我慢し、自分を殺した鬱積がどこかで爆発するのだ。 親や子、配偶者のために自分を犠牲にする献身的な姿には無理がある、
そんな嘘っぱちはもうやめようよ、と呼びかける。「血縁だと関係を切れないから、殺人まで追い詰められてしまうんですね。
家族のためにオレはこんなにがんばってる!と我慢しているお父さんも多いでしょうが、自己満足になっていないか、
本当に子や妻の立場で考えているか、たまに点検してみる必要があると思いますよ」
ー「子供たちを厳しく育てたので、殺意を持たれていたかもしれない?」と、多くの父親は思った?だろう。
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2783, 外は広く、内は深い
2008年11月17日(月)
日本総研会長の寺島実郎が文芸春秋の中で『新編 東洋的見方』(鈴木大拙著)についての文章の一節である。
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【・・・大拙の語り続けたことを集約すると、「外は広く、内は深い」という言葉に行き着く。
「独りよがりではいけない」そして「自らを失ってはいけない」ということで、
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11月17日(火)
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