ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3147, 地方経済惨状の一現象
 このところ、たびたび地方経済の惨状を書いている。 先日の読売新聞の新潟県版に
帝国バンク支店長のインタビューで「新潟市内のマンション建設が、この数年で3000室も供給された。
しかし売れたのは700〜800室しかない。 いずれダンピングが始るだろう。
団塊の世代の定年退職者の退職金をあてにしたものだが、それが全く当てが外れてしまった・・・ 云々」
 マンション業界では100室クラスのマンションで、最後の1〜2室で、やっと利益が出るかどうかの世界。
それが4分の1しか売れてないとは、惨憺たるもの。 数ヶ月前に大手のマンション販売会社が倒産し、
新潟の信濃川の川沿い大きなマンションが宙に浮いた状態にある。それを長岡の行きつけの居酒屋店主に話したところ、
「東京にいる息子が先日、5200万のマンションを1200万の値引きで4000万で買った。しかし、売れ残りのマンションでは
半額のものもある」と、息子が言っていたという。 それと、「大手大橋の向うのショッピングセンターの真ん中にある
マンション、4室もあって1200万円で買えるらしいよ。」という。
大型マンションは、土地の仕入れから建設期間をいれれば3年〜5年はかかるが、その間に世界が劇的に
変わってしまうから難しい。 といって、仕込み、造り続けないと会社は存続しない。
 ところでホテルは、計画から資金回収まで20〜30年のスパンときている。 その間に、時代は激変をする。
その中で単品を売り続ける商売。 恐ろしい事業に手を出してしまったことが今になって分かってきた。
新潟駅再開発の道路拡張で4棟のうち、二棟が買収されるから何とか帳尻が合いそうだが。 
まさか、ここまで激しく時代が変わるとは、思ってもいなかったのも事実。それも面白いといえば面白いが!
 自宅の周りに建設15年〜20年のアパートが多くあるが、ほぼ空である。 新しいアパートは、何処も初めは満室。
ところで最近、アパートを建て信託で10〜20年は保障しますというのがあるが、これほど危険なことはない。
この激しい時代の中に、その会社が、それまで存続しているかどうかである。 柏崎のゼネコンが、
それを始めて間もなく倒産した。 しかし、それが大手では無いとはいえない時代である。
 日本を一家に例えるなら、400万弱しか収入がない過程が、予算900万の予算を組んでいる。
借金は9000万もあるが、資産と資金は、まだあるから大丈夫と嘯いているが、それすらどうなることか?
 年末になると、このところ毎年のことだが冷え冷えした空気になる。
  ー後記 たまたま昨日の三年前の随想日記に似たようなことが書いてあった。

 ・・・・・・・・・
2782, 浅井さん

2008年11月16日(日)

 十年前の「随想集」の中にあった、「浅井さん」という文章である。
 ホノボノとした三人の人間性が雀の雛を通して伝わってくる。
 「随想とは、こういうものだ」と、教わるようだ。
 −−−
ー浅井さんー          諏訪崎はるえ
 数か月前、我が家の隣の古い家屋が取り壊された。 隣は軒先に雀がよく巣をつくるので、子雀達はどうなるのだろうと、
私は気がかりだった。ブルドーザやシャベルベルカーが現れて、一時の間に家は壊われた。 日暮れ近くになって、
庭に若い作業員が二人、敷地の隅に駆け寄って行ってしゃがみ込むのを見た。
「雀?」 フェンス越しに私が問うと、ヘルメットが頷いた。  掌に渡された子雀一羽に、私はうろたえた。
うぶ毛も生えていない赤裸の雀である。何とかしなければ……と、気持ちの焦る中で、ふと、以前に浅井さん夫妻が
雲雀の子を育てて巣立たせた事があったのを思い出した。電話をかけてみると、雀の子育てを引き受けて下さるという。 
折よく在宅だったご主人の運転で、お二人揃って車で雀を迎えに来てくださった.
 その数日後、浅井さん夫妻には長女の方の嫁ぎ先へ行かれる用事ができて、雀は一時我が家へ帰って来た。
我が家には猫がいる。猫どもに気づかれぬよう、私は鳥籠を二階の押入れへ隠した。
餌をやる時には、金庫でも取り出すようにお出まし願う。

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11月16日(月)
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