ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3029,本屋に行くと何故トイレに行きたくなるのか?
 学生時代に新宿の紀伊国屋に行くと高い確率でトイレに行きたくなり不思議に思ったことがあった。
そして、新潟にユーターンで帰ってきた後も、新潟の万代シティの紀伊国屋に行くとトイレに行きたくなる。
ところが歳を重ねるにつれて、全くなくなったのは何だろうか。 若いときは、このことが独自のことではなく、
一般的傾向など知らなかったし、そういうことを話題にすることもなかった。最近になって、
それが私だけの傾向ではないと知った。 本屋だけでなく、図書館も同じような傾向があるが、
本屋の方が傾向が強い。 私の知人は便秘気味になると図書館に行くという。あのかび臭いが効果があるという。
インク、のり、紙などの複合した臭いが、脳のどこかを刺激するものと言われている。
私自身も、その臭いが条件反射的に生理反応が起きるのか、一冊一冊を手に取るときの何か異様な緊張感が、
そうさせるか半々だろうと思っていた。 いま一つは著者の凝縮したエネルギーが、その本を手に取り、
中を覗きみることで、脳に強い刺激を与えることも考えられる。 
大腸は脳の刺激を一番刺激を受けるというから、その要素が重なるのだろう。
また作家の霊(思い)が本屋や図書館に漂っていて、更に大腸を刺激するのである。 
 作家の山田風太郎は霊感が強く、全国の神社・仏閣に行くと、必ずトイレに行きたくなるという。
私は外国のお城の牢獄に行くと、必ずといってよいほど変になる。何か寒気を感じた後の15分ほどで、
アッきた、という感覚である。それも急性とくるから、大変である。 石牢の冷たさと自己暗示もあるのだろうが。
イスラエルの城で、スイスのレマン湖の岸辺の城で、オーストリアの城で、書けばきりがない。 
ツアーといえども、外国は非日常である。 トラブルの全てが出る。秘境ほど。だから行くのである。

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2664, インドの女盗賊プーラン
2008年07月21日(月)

 図書館で見つけた、「インド盗賊の女王・プラン・デヴィの真実」に、一人の女性の壮絶な人生があった。
彼女の語った世界には、尋常ならざる悲惨な現実が次から次へと出てくる。NHKスペシャルで昨夜もインドを
シリーズで取り上げていた。   グローバル化とは、こういう異質な国とも垣根が無くなるということだ。
 ーあるブログに、この本の簡約した内容があったので、まずはそれをコピーしてみるー
プーランは、1994年、仮釈放となりこの自伝の口述を行った時には、読み書きができない状態、彼女の手記は口述であった。
 カーストは、絶対的神の前に、下層部が上層部にへりくだる事や、自分より更なる下層に倣岸に振舞うことによって
維持されているだけではなく、上層に対する打破不可能な絶望感の前で、同一カースト内部のより弱者をいけにえと
することによって、欺瞞的に延命を画策する、集団的かつ日常的なテロリズムを蔓延化させている。 
アチュート(不可触民)のマッラ階級に生まれたプーランとその家族が、同じ階級のそれも叔父の家族に徹底的に
いたぶられることから悲劇の幕が開けられる。 貧困さゆえに、11歳で既婚暦のある20歳年上の農民との婚姻、
日々の重労働と性的暴力。それからの逃避、結婚して戻ってきた娘プーランとその家族に対する帰省後の郷里の村八分。
半ば公然と(家族の前でさえ)行われる性的暴力。 かくて、救いのヒンヅーの女神は現れることなく、
いとこから、盗賊団(ダコイット)の汚名を着せられ、最初の収監。収容所での地方官憲の更なる集団暴行。
その後、曲折を経ての帰省後、今度は、そのいとこから依頼された盗賊団に誘拐される。
ダコイット内部でさえ、構成される盗賊の階級によって分化が促される。 誘拐したダコイットの一方の、
同一階級のリーダーに愛されることによってプーランはそこで初めて心の安らぎを瞬時的に与えられる。
だがそれも束の間、愛する人は、ダコイットの他方の、より上位階級に属するリーダーの裏切りによって殺される。
これまでに蓄積された怯えと悲しみが、ここで一挙に憎しみとなって暴発していく様が描かれていく。

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07月21日(火)
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