ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2995、 ピーク・エンドの法則
ピーク・エンドの法則とは、ダニエル・カーネマンが1999年に発表した、
「あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」という法則である。
映画で、強く記憶に残るのは、最高の見せ場のシーンと、最後のラストシーンになる。
「終わりよければすべてよし」 というのも当てはまる。
経験の記憶は主観によって変えられ、その出来事の長さには関係ないという特徴がある。
人間の記憶は、自分で都合の良いように捏造するところがある。人間は全てを逐一記憶できないので、
ピーク時と最後あたりの記憶が、その経験の快苦を決めてしまう性格を持っているのである。
家内と30数回の秘境を中心にして旅行に出ているが、後半になるほどに、この旅行は良かったと
互いに阿吽の呼吸で言うことにしている。 間違っても良くない話はしない。
帰ってきてからも、同じこと。せっかく行ったのだから、楽しい思い出にしてしまう。
どちらにしても、それがよいのである。 自分の人生のあらゆる場面でも、そうすればよい。
学生時代、色いろな事業の立ち上げ、そして人間関係もである。
エンドも同じこと。 人生も晩節を汚さずで、最後が重要になる。しかし、その最後が難しいのである。
人生では死に際になる。情けない姿を身近で多く見せつけられてきたが、他人事ではない。
人間は歳をとると、肉体だけでなく、精神も老いて晩節を汚してしまうのである。
大手の代理店のツアーで、最後の宿泊日には、その中では一番良いホテルに泊めるケースが多い。
また、文章でも同じことである。最後の一行が肝心。 で、いつも落ちに気を使う。
落ちがつかないと、何か落ちつかない? 短いほど起承転結、そして落ちが必要となるが・・・。
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2631, 無法バブルマネー終わりの始まり −1
2008年06月17日(火)
「無法バブルマネー終わりの始まり」 松藤民輔:著
この本は「世界バブル経済終わりの始まり」の続編である。
これによると、「日本の金融機関は労せずして、欧米の金融機関に《不戦勝》してしまったに等しい。」
という。なるほど、そういう見方ができる。どこもかしこも、毒饅頭をタップリ抱え込んでいるが、
日本は、その余裕がなかったことが幸いして、最小の傷で済んだのである。
さらに、資源のない国だから、1974年、1978年のオイルショックをを経験してきた御蔭で、日本は世界で
一番エネルギー効率の良い国になっていたのである。 それは、政治家ではなく、国民一人ひとりが、
そして企業が生き残りをかけて闘ってきた結果である。この本には、エネルギー効率国際比較表がある。
弱みを克服しているうちに強みをつくってしまったのである。
それによると、EUの1・7倍、アメリカの2倍、韓国の3・2倍、中国の8.7倍、ロシアの18倍である。
ロシアや中東のような、資源大国が使い放題の浪費経済から抜け出れないうちに、とうの昔に省エネルギー、
「省資源型経済」を実現していたのである。 また、東京から大阪までの新幹線の二時間半の間に、
本社が8割も集中した国を創りあげてしまったのである。 この十数年、日本がのた打ち回ってきたが、
これからは、アメリカと中国、ロシアの番である。 それが本格的に表面化するのは私の予測では、
今年の秋口から年末にかけてだろう。中国のオリンピックが終わり、アメリカの大統領選挙の終了時点あたりか。
その前に、ブッシュが共和党政権を守るためにイランあたりに戦争を仕掛ける可能性もある。
いずれにしても、今年の前半にチベットの騒乱、四川省の大地震、ミャンマーのサイクロン、
アメリカのサブプライム問題等、大きな事件が続いたが、後半も何か大事件が続きそうである。、
その中で日本人は堅実で一般国民は「現金・預金」の50・5lで、「株式、債券は20l弱」。
欧米とは比較がならないほど堅実である。
現金・預金はアメリカは13・2l、イギリス25l、ドイツ・フランスで32〜3lでしかない。
また自動車のエンジンの開発、太陽熱の利用、原子炉のノウハウの蓄積等、日本独自の開発が
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06月17日(水)
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