ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2069, 書画骨董の話 −1
      才八∋ウ_〆(∀`●) 

    戦後になって転業するまで、実家が何代か続いた骨董屋であった。
    そのため転業後も父は書画骨董を趣味にしていて、常に居間には書画骨董があった。
    私が父の40歳を過ぎてからの子供のため、暇をみつけては散歩代わりに、
    骨董店に何度も連れられていった記憶がある。
    門前の小僧の何とかで、真贋を見分ける眼がついたようだ。

さらに、海外旅行で有名な美術館に行く度に世界の名画を数知れず見てきた。
そのためだろう、書画骨董の真贋の鑑識眼がついてしまったようだ。
贋物に騙され、それを糧に眼を肥したプロには足元に及ばないが・・
    TVの「お宝鑑定」にでてくる真贋は、ある程度はわかる。
    (誰も解るか?)

    書画骨董を自分で買ってまで欲しいと思わないのは、どういう理由か?
    逆に人は何で自分の手元においておかなくてはならないのか不思議でさえある。
    そんなもの、自分の倉庫や居間に置いておく必要はない、
    美術館に置いて公開すべきである。
    死にかけて初めて、そのことに気づく耄碌が大部分だが。
    それが趣味なら、他者の言うことではないが。

名の残っている人の書画は、波動というか何ともいえない雰囲気が漂っている。
それと品格というか気品である。絶妙のバランスである。
これは自然の中に多くみられるから自然の中にこそバランスが存在している。

そのバランスを表現するには、それなりの技法があるはず。
それを知りたいと思っていたら、ある本で偶然見つけた。
中国の山水画の六技法である。

動を出している本体の構造をつくりあげる技法とは・・・

    ーーー
    以下はインターネットで調べた「画の六法」である。

    1、気韻生動 ‐ 初期においては気と韻律、動勢と生命感ある絵画か。
      物質が保有する詳細から来る気韻を正確に掴み取って、
      その特色を描けるに到るか。実在物との正誤を欠かずに。
      かつ、自身の気韻もそこに同調するかどうかも重要になる。
      自身の気韻と、描画対象の気韻。
    2、骨法用筆 ‐ 物の正確な形(骨法)は正確に取れている、技巧ある筆運びか。
      己が骨子が如くして大事に扱い、己が骨知る生活が如く、筆を良く知る。
      己が筆が如く用いる事で、筆や自身を大切に生活出来る。
    3、応物象形 ‐ 媒質の形状個性を、いかんなく象徴化し、応用できるか。
      媒質に応じた象徴を塑写す。
      物質の詳細にまでいかんなく応え、描にて象を描き成す。
      媒材詳細に正確に適応し、かつ緻密で正確な状態に更に実在性を
      加えた状態での象徴たらしめる。
    4、髄類賦彩‐ 精髄究めるべくした具体性とかね合わせる。
    5、経営位置 ‐ 構図は正確で、意味のある位置取りか。
      描くにおいては描画対象に対して意義を成し、自らの位置掴み取るにおいては
      描画に最も適した媒材や自身の位置取りであるか。
    6、伝模移写 ‐ 模写力はある
     以上は南斎の「謝赫」が、その著作『古画品録』の序において説いたもの。
     その第1、の「気韻生動 きいんせいどう」を「謝赫」が絵画の最高理想とした。
   −−
 
 まあ、そのままでは難しいから解りやすくいうと、
 
 1、「気韻生動」とは、直感的に感じとらせる、名伏しがたい迫ってくる躍動である。
   自分の気合いと韻律を、エネルギーを込めて対象物への投入すること。
 2、その絵には、しっかりした基礎となるデザインがある、それが「骨法用筆」。
 3、その対象を的確に描写しなくてはならない、それが「応用象形」。
 4、それに色づけをするのが、「髄類賦彩」である。
 5、さらに構図をきちんとまとめる「経営位置」。
 6、こうした技術を身につけるため、古人の名画に数多く接して、

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12月02日(土)
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