ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1819, あちら側の世界 −2
才ノヽ∋ ー ヾ(^ω^*)
ー 読書日記
「ウェブ進化論 」−2
ウェブ社会の現状は?
ー「あちら側」のウェブ社会と
「こちら側」のリアル社会は、
あまり融合しないのではないかー
若い人が当たり前だと思っていることでも、リアル社会の大人たちは何にも知らない。
ネットの「あちら側」の興奮はリアルの「こちら側」には全然伝わらない。
ウェブ社会とリアル社会の本質的融合はイメージできない。
ウェブ社会では特殊で不思議なことが起き、影響力が大きくなっても、
普通に暮らしているリアル社会の人には全然見えない。
家庭で言えば、お父さんとお母さんはリアルの社会で暮らしている一方、
15歳と13歳の子どもはアフィリエイトとグーグルのアドセンスで
小遣い稼ぎしている。
昼間、学校に行ってる間に、子どもたちの分身のウェブサイトが
パートの母親より稼ぎだす。
でも、親にはよくわからない。
子どもは相変わらず「勉強していい大学行きなさい」と言われ続けている。
若い人たちは「説明してもしょうがないからいいや」となってしまう。
「ウェブ」と「リアル」の隔絶は時間がかかる。
生まれた時にはウェブがあった子供たちが、リアル社会の主役になると変わってくる。
だから長い時間がかかる。
世代交代によってしかリアル社会への変化は起きないように思う。
―シリコンバレーから、
日本のIT産業をどう見えているか?ー
現在の日本のベンチャー企業のあり様は、
20年から25年ぐらい前のシリコンバレーに近い。
90年代後半にシリコンバレー型の起業家経済の種が日本にも輸出された。
日本社会でも芽が出てきている。
普通の経済ルールとは違うから、鬼っ子みたいな企業も生まれるだろう。
でも、種は植えつけられた。
だから20年ぐらいかかると、そういう起業家経済圏が広がってくる。
例えば、ビル・ゲイツは50歳、スティーブ・ジョブズも50歳。
PC産業が誕生した70年代半ばに20歳ぐらいだった人が、成功したのが80年代前半。
ゲイツら有名人だけではなく、そういう企業の成長期に会計士や弁護士で入った人がいる。
ベンチャーキャピタル(VC)でも、グーグル、アマゾンなどへの投資で知られる
大手クライナー・パーキンスのジョン・ドーアとかも同じ世代だ。
彼らは、まず親しい仲間と会社を立ち上げた。
その後、違う会社で失敗したり成功したりして、
ある人に引っ張られてこっちにきた、
というようなことを繰り返している。
彼らは30年間、同じような経験を積み重ねてきた。
一緒に仕事した経験の蓄積が、あの土地で見えないネットワークになっている。
シリコンバレー活性化の理由は、このコミュニティの存在だ。
日本の30歳前後の起業家にも、5年ぐらい前から同じようなことが起きている。
現在の若手のソフトハウスの社長も20年もすれば、50歳ぐらいになる。
このコミュニティに広がりがでてくる。
何かやろう、となっても電話一本で、さっとチームができる。
―シリコンバレー型のベンチャー企業には誤解もある。
起業家経済圏というのは「無」から「有」を生み出す世界だ。
起業家は新しい技術やビジネスモデルで社会に大きな貢献を果たす。
それに対して、例えばライブドアの事件は、報道によれば「生み出していない」
のに「生み出した」とウソをついた、ということになる。
「売り上げは全然ありません、でもその会社には高い時価総額がつきました」
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03月27日(月)
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