ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1371, 人生における成功者の定義と条件−1
  −読書日記

大げさなタイトルだが、面白い内容である。
作家の村上龍と各界の著名人との対談集。

「これまでの成功者のイメージを壊したいという気持ちがあるんです」
お金でも地位でも名声でもない“成功”の定義とは何か?
格差が顕著化し、価値観が多様化する日本において、
“成功者”とはいったい誰なのか?
仕事と人生について考え抜いた著者が5つの職業の第一人者と語りつくしている。
終身雇用制度が終わろうといている現在、過去の成功の定義はゆらいでいる。

まえがきの最後に、
人生の成功者というのは、その人の人生における目標を達成した人、
という言い方ができるかも知れない。
それでは人生のおける目標とは何かというと
「生活費と充実感を保障する仕事を持ち、かつ信頼できる小さな共同体を
 持っている人」と言う仮説を立てて論じている。
しかし、充実感と生活費のだけでは何か足りないような気がする。

現代では、平均以上に金を稼ぎ、出世する確実な方法はない。
つまり良い学校に行って、いい会社や権威のある役所に入っても
成功者になれるかどうかわからない。それが、今の子供たちに勉強の
モチベーションを失わせている。

価値の多様化でも旧来の成功モデルが機能しなくなっている今、
あえて成功者の新しい定義と条件を示す事は無意味ではないとあって、
本文が始まっている。

大きな時代の変化の中で、どうしたらよいのかの問いかけとしての
ヒントを与えてくれる内容である。
むしろ、よい学校に行って、よい職場に入って、人並みに良く生きて、
定年をむかえた後に、自分の人生とは何だった?と初めて気がつく
人たちより良いのかもしれない。

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「人生における成功者の定義と条件」
  著者ー村上龍
  NHK出版協会
  2004年 12月25日 長岡中央図書館
●対談者 
【建築家】安藤忠雄
 ・・・建築を仕事に選び40年間続けてきた原点には“感動”が
 あるのだと思います。
【プロ・スポーツ選手】中田英寿
 ・・・うまくいってる人というのは、圧倒的にポジティブな
 考え方の人が多いと思うんです。
【科学者】利根川進
・・・目標に向かって充実しているときに、幸せを感じさせる
 物質が分泌されるんです。 
【会社社長】カルロス・ゴーン
 ・・・変化があるときに不安に思うのは当然だし、不安が変化を
 促すこともあると思います。
【外交官・学者】猪口邦子
・・・闇が見えるから光が見えるということは、やはりあると思うんです。
ーーー

各界を代表する方と「成功」について語る対談集だが、
合間にある「一般の人」の「成功者の定義と条件」も面白い。

次回は、その内容を抜粋して、考えてみる。
                       −つづく

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2004年01月03日(土)
1004, 正月の過ごし方

 基本的には寝正月だ。
元旦は、墓参りとTVと自宅に訪ねてくる兄一家と酒を飲む。
2日は家内の柏崎の実家に行って、お節を食べるのが習慣になっている。
近くの料理屋のものだが、絶品である。
?万もするとか。お節だけは恒例で贅沢をするという。
実家では子供の時から、「まるやま」という魚屋のお節をとる。
内容は家内の実家の方が、倍位は美味しい。
魚屋と料理屋の差は歴然としている。
仕方がないが。

2日は家内が子供と実家に泊まる為、一人で帰ってきて何処かのスナックで酒を飲む。
今年は家内が日帰りの為に、家でおとなしくしていた。
年末年始の挨拶は一切なし。

 図書館で読んだ月刊誌の中で、正月に対して今の若い人は以前ほどの
思いいれはないという。むしろクリスマスの方に思い入れが強いとか。
正月に対する若者の意識の変化は家庭崩壊の一つの現象と、筆者が分析を
していたが、少しオーバーに思えた。。
日本では年越しにマトメテ年をとる習慣があったのも年越しの
思い入れにあったのだろう。

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