ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[398896hit]
■1364, M資金
学生時代から、この資金の話を聞いていた。
また父が、東京女子医大病院で手術をした時、隣のベッドの人の話も
M資金に似た話を父にしていた。
「終戦時に軍の秘密の金塊を隠して持っていている」とか。
以前、潰れかかったミニゼネコンの社長から「M資金のルートがあるが、
興味があるか?」と、聞かれたことがあった。
のっけから相手にしてなかったので、相手は直ぐ諦めたが。
「検索」でM資金で検索して調べてみたら、面白い内容が次々と出てきた。
往年の二枚目俳優の田宮二郎も、騙され自殺をしていたことを初めて知った。
「M資金」は第二次大戦後に、日本に占領行政を行ったGHQ(連合国軍総司令部)の
経済科学局長だったマッカートの秘密資金と言われ、その頭文字からM資金といわれている。
戦後の巨額詐欺事件で何度も登場している
戦後50年以上に渡って現在も進行中の古典的詐欺である。
「ある秘密資金があり、それを将来有望な貴社に低金利で融資したい。
しかしその資金を運用する為には様々な事前工作の必要があるので、
その工作資金を支払っていただけないか?」といった類の詐欺話である。
50年以上にわたって被害が後を絶たないのは何故なのか?
それは「ホントにM資金ってのがあるらしい・・・」
という噂がまだ蔓延しているからだ。
「なぜこんなことにだまされたのか」と思うが、
資金に困り、融資がのどから手が出るほど欲しい人にとっては、
絶望の中に光明を見た思いだろう。
それだけに悪質だ 。
関東圏だけでも、数万人がこれで生活しているという話を聞いたことがある。
ーその具体的詐欺の内容は
「実は、巨額の隠し資産があるのですが、それを信用のある企業の方に低利でお貸しして、
企業の発展ひいては国家の発展を目指そうと言う制度があります。」
数億〜数百億円を利子数%で融資してくれるという(サラ金で借りると20%位)。
「そんないい話しが」と疑っていると、
「財界の大物」風のご老人や、「大物政治家の秘書」を名乗る好青年、
「旧皇族」を名乗るやんごとなき身分の人?に会わせてくれたりもします。
お決まりのパターンである。
「○○社が急成長した陰には、M資金の経済的後押しがあったからだ。」とか、
「ヤマシタ資金の一部が、プラチナインゴットの形で市場に出回りだした。」
「今まで捕まった連中は詐欺だよ。でも、ホントのM資金は捕まる筈がないから
表に出てこないモンだ。」
「低利子で融資する代わりに、利子を先払いして欲しい」とか
「確実に融資できるように根回しするので、いくらか包んで欲しい」
と言ってくる。
数億〜数百億円の融資ですから、利子や包むものもそれなりの金額
(数百万円〜数億円)が当然必要になってくる。
藁(わら)にもすがりたい人は、用意周到な仕掛けについ信じてしまう。
その利子や根回し金を渡してしまう。
「マーカットの隠し資産」は既にメジャーになっているため、
亜流が多く存在し、山下財宝説、徳川埋蔵金説、華僑資金説をつくってくる。
さらに「薔薇十字団極東全権大使」、「サウジアラビアの王族」、
「ロスチャイルド家」「マルタ騎士団国」等を名乗って近寄ってくることが多いとか。
戦後に書かれた小説が元ネタであるのだが・・・
その小説自体が「事実を元に書かれた」事になってたりするからタチが悪い。
この50年間、あらゆる期間をとおして絶えることなく、。
ロッキード事件の最中に問題化した全日空社長の「大庭念書」をはじめ大日本インキ、
富士製鉄、神戸製鋼、東急建設、明電舎、丸善石油、TBS、特殊製紙、日産自動車や、
ヤオハン、俳優田宮二郎の猟銃自殺など多くの企業人が自殺したり失脚した背後に、
M資金の存在がとりざたされた。
あるHPの具体的な手口が生々しく面白いので、コピーしておきます。
ーM資金
「M資金」、戦後この言葉を新聞、TVで何回聞いた事だろう、まさか私に持ちかけられるとは
思いもしなかった。
[5]続きを読む
12月27日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る