ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4082, 老いの見本帳ーダークサイト −5
色彩もとぼしく荒れ乾いていた道である。道がか細く消えている地平あたりから、風が死の臭いをはこんで来るのにも気づいた。
それでも生きものは、その道を歩き続けなければならないことを知っていた。それが生きもののさだめだった。
振り向くと、通り過ぎてきた花も緑の木々もある道が見えた。しかしその道は、振り返ることも出来ても、戻ることは出来ない場所である。
(字数の関係でカット11年05月29日)
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2003年05月29日(木)
 785, 一期一会(すすき野の夜)
 昨日書いた異業種の人達との札幌のススキノの夜の話である。 二次会もバラケてしまい、残った四人で「すすき野」
に行くことにした。せっかくの札幌の「すすき野」の夜、入るなら一生に残るようなエキサィテングな店がないかと
数軒の店を覗いていたら、何か異様な賑わいをみせている店があった。すぐ団体が帰るというので少し待って入った。
空いているカウンターに我々4人が座った。 暫くすると、他の団体も帰っていった。隣には、その店の馴染みと思える
中年の品のよさそうな男性が座っていた。何かの縁かと「実は異業種交流の途中に札幌によった」と話しかけた。
「何処から来たのか?」と聞くので、新潟市から来たというと、自分は佐渡の出身だという。その場が急に同郷の会
みたいになってしまった。この店の入っているビルと、幾つかの飲食ビルを経営している専務だった。
そこにお客を送っていった美人のママが帰ってきた。二人が深刻そうな話を始めていた。「もう店をやめたら!」と
ビルの専務が言っているのだ。ママが食道癌で退院したばかりで、店に出れる状態でないが捨て身で店を開いていたのだ。
連日入院していた病院の先生も店にきて忠告しているという。その場が深刻な、微妙な雰囲気になってしまった。
その為か、ママの歌が魂のこもった素晴らしい歌が続いた。そうなると、お客全員も引き込まれて魂の歌になった。
どういうわけか、私がいやに気に入られて最後までダンスのお相手をしていたと同行の人から翌日聞いた。歌は憶えていたが、
そういう記憶はいつも昇華して消滅するのが残念である。恐ろしいような、悲しいような、楽しいような、
一生に残る思い出になった。「すすき野」の夜の人生ドラマの深さを垣間見てしまった。
その話を翌日、行かなかった人に話をしたら「なぜ俺たちを連れて行かなかった」と叱られた。
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2002年05月29日(水)
 421,世間とはー2
前回では「個人が確立されてない日本では社会が存在し得ないのでないか。そしてその代わりー世間ー存在している」と書いた。 
ある地域に生まれ育って、一歩も外の世界で住んだことがない人は、世間という枠組みから出ることができないのも仕方がない。
神話の世界でいう蛇である。その対極にある鷲に憧れを持ち、その合体の龍を創りあげた。どういうわけか世界中の神話に
龍が出てくる。
(字数の関係でカット11年05月29日)
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2001年05月29日(火)
 [35] 一人暮らしのあの頃
今日は終日長男(堀井大)のアパート探し! よくあれだけ部屋があるものだとビックリ! 部屋の中にある人生を感じた。 
一人部屋にある何ともいえない哀愁を! 私にもあった一人生活の侘しさと緊張感。いつも鏡を机の上に置き、独り言を
言っていた侘しさ。でも自由のよさ。何かタイムマシーンで三十数年前に戻った感覚であった。

05月29日(火)
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