ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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ーここからが面白い!ブルータスが考えたのが、「執行官」という最高指導者である。
王と同じく、市民集会で選ばれて、ローマ内政の最高権力を握ると同時に、
有事では指導者として軍隊を率いる。とはいえ、アメリカの大統領とは違い、
当時は実際に最前線で指揮をとるのが常であった。このような大きな権力を与える一方、
執行官が将来の王にならないように歯止めをかけた。
その制度とは「執行官はかならず市民集会によって二人選ばれ、その任期を一年とする」
ということであった。これでは王のように振舞えないと考えた。
しかも、執行官を二人にすることで、更に保険をかけた。
二人の執行官には上下がなく、それぞれに拒否権が与えられていた。
しかし、これには弱点もある。 任期が一年なので、長期の政策ができなくなる。
そこでブルータスが考えたのが、元老院の機能の強化であった。
100人の元老院を三百人に増やした。当時、三百人まで増やすということは、殆どの有力者を網羅することになった。
まあ、茶でも!~~旦_(-ω-`。)
ー「ノブレス・オブリージュ」ー
著者の塩野は、ローマ帝国1000年を支えた根本は
「ノブレス・オブリージュ」だったと強調している。
ローマの貴族は社会的責任を負わなければならないという考えが強かった。
戦争が起これば貴族は率先垂範して最前方に出て戦い、
公共の利益をためには貴重な財産を社会に快く提供したという。
ローマの元老院は真の意味で「貴族精神」の持ち主であった。
「知性ではギリシャ人より劣り、体力ではケルト人やゲルマン人より劣り、
経済力ではカルタゴ人より劣っていたローマ人が、永らく巨大帝国を維持できた
原動力は社会指導層の役割だった」と主張した。
辞書にはノブレス・オブリージュの意味を
・身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、
欧米社会における基本的な道徳観。
・高い地位や身分に伴う義務。ヨーロッパ社会で、貴族など高い身分の者には
それに相応した重い責任・義務があるとする考え方。
・もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」
の意とある。 (´Д`;)/ヽァ・・・
ー「リキニウス法」の驚くべき内容ー
紀元前367年といえば今から2373年以前。日本は歴史以前、
中国では戦国時代に入ったばかりの時期に、ローマ人が成立させた法律「リキニウス法」。
この法律でローマは国政の中枢に貴族の賛成の上に平民を受け入れることを決定。
(流血もなく平民の受け入れを決めたのは驚くべきことである。)
この目的は貴族と平民の対立の解消にあったにせよ、この改革は英断であった。
その賛成をした大部分が元老院の大多数を占めていた貴族であったから、尚のことである。
それも彼らが選んでのは「全面的な開放」という道であった。つまり、共和国政府のすべての官職について、
貴族であろうが、平民であろうが、ローマ市民なら誰でもなれるようにした。「機会の平等」という他にない。
平民と貴族の結婚さえ合法化されたのである。ローマ人は、30年前の紀元前404年にアテネがスパルタに
敗れさった事実を見ていたからだろう。この事実が、[[近現代史の教訓」として強く刻まれていたからである。
当時のトップランナーであったアテネが民主主義の暴挙を許したがゆえに凋落してしまった姿を見たためだろう。
ーーーー
果てしない戦いの中で『共和制』の体制の基盤を作っていったローマは、
『機会の平等』という民主主義と自由主義に似た考えに辿りついたのだろう。
指導者に「ノブレス・オブリージュ」を失えば、その国は滅び去るしかない。
どこかの国にもいえることだ。いや組織にも!
?つづく
●・з)ノ" バイバイ?♪
・・・・・・
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04月26日(日)
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