ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[396805hit]

■2271, 腕時計
金沢に帰ってきて、同じ店にいる同期の井上と酒を飲む。
兼六園公園の裏手にある洋風のパブだ。
昼は喫茶店、夜はパブになる店で、何度か来たことのある店だ。
なんともセンスが良い情緒のある店。 彼が学生時代から通った店である。

井上は金沢大学を出た寡黙の男で、会社では一番気心がしれている。
昨年暮れ大学時代の同級生と結婚式を挙げた。
もちろん出席したが、今村という姓から井上に変わった。
どういう訳か気が合う男だが、私が辞めるということで少し動揺したようだ。
いや、動揺したのは私の方か?

おそらく、近々に会社を辞めて独立の準備に入ることになる。
いざ金沢を去ると思うと心残りがする。
が、といって限界でもあったことも事実である。
早々に荷物を送り返さなければ。

昨日は習いにいっている「茶道」の先生に、金沢を去る旨の話をする。
「独立をするなら相棒が必要なはず!」と、女の先生は執拗に聞いてくる。
「金沢では、女性に近づかないことにしていたが、良い人がいたらお願いします!」
と冗談で言うと、チラリと何時も来ている女性を見る。
美人だが、こういう席では色気を考えては続かないので意識はしてなかった。
が、改めてみると背が高いが私のタイプの美人である。
こんな美人なら、もう少し意識をしておけばよかったが。
その後・・・???

もう一人、違う日に来る美人がいたが・・か?あと数回では、時間がたりない。
愛は決断だが。何も知らない人に決断も何もないか。 急ごしらえは無理だ。

金沢では、際どいことはなかったが?
これまでも何回か決断出来なかったのは、愛でないということだ。
結婚相手を真剣に考えている余裕はなかったのが事実だ。
会社の人は今ひとつだし??
??部長の娘に引き合わされたが、あまり好きなタイプではなかった。
まだ機が熟してなかったのだろう。
学生時代、多くの女性に接する機会が多くあった為に、常に冷静?になれたのだろう。
それと「束縛されるのが死ぬほど嫌な性格」もある。

また、「自分の姉達よりも相手の基準を落とせない意地」もある。
友人は人生の伴侶を気楽に決めるが、傍でみていて
「本当にそれで良いの?」と、思ってしまう!人が多い。
一生付き合う人を、そう簡単に決めてよいのだろうか?
それを麻痺させるために恋愛感情を神は創られたのだろうが。
それにしても何度も書くが、金沢は美人が多い。

父があと一年で亡くなるとは信じられない。
家が複雑なので、亡くなった後が大変になる。
どう人生が展開していくか全く見当がつかない。
とにかく頭は真っ白である。

・・・・・・・・・
2004年06月22日(火)
1176, 哲学について −8
ー現代の哲学−1

ギリシャの国家都市が衰退した後、ふたたび民主的とよばれる社会が
出てくるのは18世紀のフランス革命とアメリカの建国である。
とくにフランス革命は、「愛と自由と平等」をうたいあげた民主主義思想
をヨーロッパ全体に広がるきっかけとなった。
民主主義思想を推し進める為に、個人の自由を社会的平等に結びつける
思想が大きな役割を果たすようになった。
自由を重心においたのが自由圏といわれる資本主義社会であり、、
平等に重心を置いたのが社会主義圏の共産主義社会であった。
そして愛のかわりに憎しみで対立したのが20世紀の時代といってよい。

現代哲学ではヘーゲル哲学の継承者としてのマルクスの思想を上げなくてはならない。
マルクスは19世紀半ばに「共産党宣言」を執筆した。
マルクス主義は一般的な意味では哲学に分類されないが現、代哲学へは大きな影響を与えた。
マルクスの考えでは、当時の産業資本主義社会は歴史的に見て、
対立なき社会が出現する二つ前の段階にあった。
彼は、近代科学技術は発展をし続け、ますます失業者を生み出し、
一般大衆は生産手段から疎外されると予想。
資本家と労働者の対立が激しくなり、労働者大衆が資本家階級を打倒すると説いた。
しかし彼の思想はみごとに外れてしまった。権力を持った人間の本音として

[5]続きを読む

06月22日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る