ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7457,閑話小題 〜霊感について ー3
とは何の関係もない、今や目を覚まして、通常に回帰すべき時だ、というわけです。
しかしほんとうはそうではない。通常こそが夢だったのです。今起こっている
このことこそが現実だった。これこそが現実です。わたしたちは、わたしたちを
ほんとうにケアしているのはどんな人びとなのかに気づいた。ヒトとしての
わたしたちは壊れやすい生物学的存在にすぎず、互いをケアしなければ死んで
しまうということに気づいたのです。】

上記で夢に過ぎなかったと人類学者が述べているこれまでの「通常」とは、
『ブルシット・ジョブ』(原著2018年、日本語訳は岩波書店より2020年7月刊行)
で執拗に記述される奇妙な現実だ。 実入りのよいホワイトカラーであるほど
その仕事には社会的意義がなく、そのことに自覚的な少なからずが「内心必要が
ないと思っている作業に時間を費やし、道徳的、精神的な傷を負っている」一方、
「日々行われるケアによって社会を可能にしている人びと」は、医師のような
例外を除き、不安定な低処遇を強いられがちであるという現実。グレーバーは
新型コロナ危機を、何よりそうした「通常」の異常さが露呈する契機として捉え、
彼が「ケア階級(caring class)」と名付ける人びとに正当な地位を回復させて
新たな社会的現実を生み出すべきことを説く。】

ドイツのラジオ局「バイエルン放送」の文化番組が行ったインタヴュー
(4月8日)の冒頭を引こう。
【 ─デヴィッド・グレーバーさん、人びとは今、ホームオフィスで仕事をして
 います。一部には、無条件のベーシックインカムの実現可能性を思いめぐらせる
ひとさえいる。
 アナキストにとってはよい時代でしょうか?
デヴィッド・グレーバー;ともあれ、多面的にものを考える人間にとっては
よい時代ですね。だって、エリートたちや指導者層は今、一種のジレンマの前に
立たされているのですから。彼らはこの40年というもの、わたしたちにはもはや
新しくラディカルな発想など必要ないのだと人びとを説得することしかして
こなかった。もちろんそんな考えは間違っていたわけですが、ひっきりなしに
こうしたことが主張されてきたのです。さて今、そうした人びとは突如として、
選択の余地のない状態に置かれてしまった。物事をラディカルに変えなければ
ならない。それなのに、どうすれば変えられるのか、やり方を忘れてしまっている。
だからアイディアを持った人間が求められているのです。】

 ―
▼ 人を人間たらしめてきた群れのあり方を、根本から問い直しているのが、
 このコロナ禍の問題。誰もが情報端末を身に付けてしまった時代の有りかた!
10年で100倍、20年で1万倍も情報量が増えていく時代。コロナ禍が、それを
気づき出したのである。9年前に、倒産というカタチでリタイアをして、あとは、
野となれ、山となれで、良く言いえば『自由人』。 悪くいえば『粗大ごみ』
帰るべき家が、棲家に。そこで頼るべきは、日常の習慣。 自分一人のテレワーク。 これも慣れると、なかなか味わいが出てくる。

 ・・・・・・
6696,閑話小題 〜ラ・ロシュフコーの箴言
2019年07月16日(火
   * 辛辣な人間観察の箴言集の言葉とは
 辛辣な人間観察で知られるフランスのモラリスト文学者ラ・ロシュフコー。
 〜ネットによると…
【 フランスの名門貴族の生まれであり、数々の戦いに参加した後にいわゆる
『箴言集』を執筆。辛辣な人間観察で描かれた彼の作品は、フランスの政治家
「リシュリューと対立し2年間の謹慎処分を受けた事や、フロンドの乱(17世紀
フランスで起こった貴族の反乱)でフランスの政治家「ジュール・マザランと
対立したことなどで味わった苦難が反映されているとも言われている。】
 
 〜いずれの箴言も突き刺さる箴言である。まずは、

◉ <人はみな記憶力の乏しさを嘆く。
  しかし、誰も判断力の乏しさを嘆かない。>
 評: 身近な人の意見に大きく左右されて、自分の足りない脳の蔵の乏しさに

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07月16日(金)
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