ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7172,閑話小題 〜娑婆って、如何なってる ?
当人より、彼らの方が、みるに堪えないことが分らないようだ。これでは、
誰も大臣に成れないのでは!
―
* 今日はラグビーのワールドカップの決勝戦
ラグビーも、今までは外国勢との圧倒的な力量の差で、見ることは
なかった。そこで、半数近くの選手と、監督とコーチと、キャプテンまで
外国人で固め、徹した練習でベスト・エイトまで勝ち進んだ。何と、ベスト8
に勝ち残ったのが日本を除いて英国連邦の国だけ。長年の力の蓄積がないと、
勝ち残るのは難しい競技。筋肉の鎧をつけた大男同士の、ぶつかり合い。
ワールドカップが故の迫力があった。私のみるところ、圧倒的にイングランドが
有利に思えるが、さて面白そうだ。 閑もまた適応すると、これが楽しい。
・・・・・・
6442,読書日記 〜やさしさね〜 −3
2018年11月02日(金)
「やさしさ」という技術 2015/12/3
ステファン・アインホルン (著),
* およそ3千ある宗教の共通点
≪ 人間の集団化、社会に倫理が存在する理由を、アインホルンは2つ挙げる。
一つは「人間が社会を機能させるために倫理をつくり出した可能性」、
もうひとつは、「人間に生まれつき倫理力が備わっていたという可能性」。
ツグミやクジラやサルなどには、集団全体の益になるふるまい(危険を知ら
せたり、エサを共有する行動など)がみられる。これは「相互利他主義」であり、
人間社会で言えば「持ちつ持たれつ」という言葉で表されること。
動物行動学の観点を入れつつ考えれば、「進化」の過程で倫理的ふるまいが
身についていき、それを社会の統合理念にまで練り上げた動物がヒトである、
という話になる。 「人間どうしの協力作業は、快感を高めるドラッグと同じ
生理的効果をもたらす」のだという(p.125)。これは、幸福感と相互扶助行為が
関係していることを示唆するが、同時にアインホルンは、「やさしさは得だ」
と説いてきたのが宗教であると述べている。
地球上のおよそ三千の宗教に共通するのは、
「他人からこう扱われたいと思うやりかたを、自分が他人に接するときの指針
にすべきだ」(p.132)という、似たような倫理を持っている点。
・自分が嫌なことを他人にしてはいけない (ユダヤ教、タルムード)、
・人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい
(基督教、マタイ福音書)、
・自分のために望むことを兄弟のためにできない者は信者とはいえない
(イスラム教、スンナ)、
・己の欲せざるところを他人に施すことなかれ(儒教、論語)等々の教えは、
よく知られている(p.132-134)。
本書でまた、米国を拠点に活動するNPO団体フリーダムハウス(世界の自由の
拡大を目的とする監視機関)の調査結果を引用し、民主主義国家と専制国家とを
比較すれば、人命尊重を旨とする民主主義国家のほうが、戦争や飢饉による
死者が少ないという結果が出ていると指摘している(p.139-144)。 ≫
―
▼ 経験を積むほど、教養が深まるほどに、やさしくなるのは、これ如何にと
考えると、著者の言わんとする一部分が解るということ。 老いて、
「いじわる婆さん」「いじわる爺さん」ほどの老醜化はない。しかし足腰が弱る
など、身体が不自由になれば、愚痴も言いたくなるし、怒りを他者にぶつけたく
もなる。だから、老いたら群れるのも程ほどが良い。いや、自動的に孤立化、
孤独化する。だから、独り遊びの習慣が必要。そして、その結果の楽しさを
他者に分け与えることが、やさしさでもある。
‘もう少し人にやさしく!’が、人生の要諦ということか。
けっして難しくないのに、何故、今まで 気づかなかったのでしょうか。
自分には、いやに、やさしく振る舞っていたのに。その辺りが限界だからで
しょうね、きっと! この年齢になったのだから、こう言いかえれば。
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11月02日(月)
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