ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7941,チョッと小噺… Uber Eats
できる。決して、北の金王朝が変でも何でもない当然の存在という考えも、
この説から垣間見ることが出来る。

≪ イギリスの歴史学者エリック・ボブズボームが提唱する「長い19世紀」と
 「短い20世紀」という考え方。
・「長い19世紀」とは、1789年のフランス革命から1914年の 
 第一次世界大戦が勃発するまでの時代、
・「短い20世紀」とは、1914年からソ連が崩壊する1991年までを指す。

ソ連崩壊はアメリカ主導のグローバリゼーションの時代に歴史が移行したかの
ように思われたが、21世紀の今日、ナショナリズムや帝国主義が再び世界を覆い
つつある。それで、前世紀の遺物が墓場から戻ってきたかのように思われるが、
その認識は間違っている。世界大戦はいまなお継続しているし、20世紀はいまだ
続いていると言って過言でない。19世紀、いや1648年の「ウェストファリア条約」
の時代にまで遡って、人類の抱えている諸問題の実態を正確に把握しなければ
ならないということ。

 前者が「啓蒙思想の時代」、すなわち理性を用いて知識を増やし、科学技術を
発展させれば理想的な世の中が実現する、という考え方だ。しかし、政治的には
民主主義と自由主義、経済的には自由経済を基盤とする資本主義が発展したが、
最終的に第一次世界大戦という、「大量殺戮・大量破壊」へと帰結した。
 ボブズボームは、ここに「時代の切れ目」を見出した。
・19世紀の市民革命と産業革命(=二重革命)の時代、
・資本の時代、帝国の時代から、破局の時代・黄金の時代・危機の時代の
三期に分かれる「短い20世紀」へ時代は変わっていく。

 ボブズボーム著 『20世紀の歴史 ー 極端な時代』は、その「短い20世紀」
を詳しく分析している。過去の歴史を検証する上で、ボブズボームのように時代を
「意味の固まり」して捉える見方はとても重要だ。…  ≫

▼ 中東、北アフリカ、アジアなどの諸問題は、欧州の世界戦略の一環の政策が
 根にある。それ以前に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の争いまで、拡大
して考えられる。人種間、民族間、国家間、宗教間の相克の問題でもある。
極東の島国で、その問題を最小の影響で済んできたが、今ではグローバル化は、
それを許さなくなった。それも米朝の真中で、核ミサイルの絶好な標的になる。
 この著書は4年前に書かれたものだが、朝鮮戦争危機にある現在に、書かれた
ような内容。悪いことに、こともあろうにトランプ大統領が選ばれて… 北朝鮮
の懐柔など、中国、ロシアの諸事情からみて簡単な案件ではない。そういうこと!

・・・・・・
5579,突然、余命宣告を受けました ーG
2016年06月24日(金)
 『あの世へ逝く力』 小林玖仁男著
   *「虎穴問答」と、余命宣言
 これまで、「虎穴問答」について何度か書いてきた。以下は4年前の内容。
『余命宣言』された本人にとって、治療余地のない、二年以内に間違いなく
死んでしまう病気が虎。いつ何時、陥った虎穴に飛びこんできて襲われる運命
の中、救われるために、自ら食われてやれば愛と誇りが残ることになる。 
 以下のスピーチは、まさに、虎穴問答の悟りと同じ。死をマイナスに捉えず、
積極的に、明るく迎えることが、虎に自ら食われてやることに、あい通じる。
≪ 所属している川口ロータリークラブの、決戦というか、人生の幕引きの
スピーチが始まりでした。会場を埋めた約八十人を前に、余命宣告を受けた
身であることを告げ、死に対する自分の向き合い方などを語り、最後に
このような話を付け加えました。
「多くのことの始まりには理由はありませんが、どう終わらせるかは
自分で考えて決めることができます。」生まれた理由は見つけられません。
しかし、終わるための納得する理由は、自分で見つけられます。自分で、
人生の終わりの意義を、明るく納得するように考えればいいんです。
 私のラストテーマ、"死を、積極的に、明るく迎える"こと。死を恐れ、
死を忌み嫌い、死を避けながら終わるのではなく、前向きに納得できる

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06月24日(水)
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