ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7017,閑話小題 〜スペイン風邪とは、どんな事態?
見なかったが、「サイレント・ヴォイス」の言葉が妙に残った。 ネット検索
によると;【 取調室を舞台に繰り広げられる“超・心理サスペンス”!
嘘を付く瞬間に0.2秒間だけ現れる、その人固有の“マイクロジェスチャー”
を読み取り『被疑者の嘘を見破る』女刑事の物語。】とあった。
 ある犯罪モノのドラマに、『レム状態(半睡眠)の自分に暗示を与えると、
効果抜群』と犯罪心理学の教授が宣う場面があった。 20歳、30歳代は、就職、
結婚、住居の決定、子供の名づけなど、次つぎと決断に迫られる時節。
その頃から、眠れない深夜2時から2時半辺りに、あれやこれや考えて判断し、
翌々日に、決断する。1日、時間を置くのは、深夜の布団の中ではマイナーに
なりがちのため。 この繰返しが、現在の「自分」を生成してきた。 
20時半〜21時に就寝し爆睡、1時に目が覚め、半睡眠状態で3時半まで過ごす。
その時間帯の一連の命名を… その時間帯で考えて出てきたのが
 『サイレント・ブルー』 その時の実感のためか、そのままのイメージ。 
青い球体に包まれた中で、静かに自分と向き合う深沈厚重の心理状態。
これ般若心経の読経のフロー状態。最後の最後は、自ら独り判断し、決断する
しかない。刑事モノの女刑事。一瞬の仕草の中で嘘を見抜く心理サスペンス。
現象を、あれやこれやと考え合わせて、道理、真理を導き出して、判断に
到達するところは同じ道理。以前、『白い雲に乗って』というテーマで、
子供時代、学生時代を振り返るミニ回想を書いたが、『サイレント・ブルー』
を背景に、孫悟空のように白い雲に乗って駆け回るイメージはドンピシャ! 
 シネマ館で、寝室のTVで、パソコンのネットで、そしてサイレントブルーで、
見知らぬ世界を、現に駆け巡っている日々。 何か、変でもある?

・・・・・・
5069,あわいの力 ー�
2015年01月30日(金)
        ーあわいの力 「心の時代」の次を生きるー安田登(著)
  * 日本の「心(こころ)の三重構造」
 ここで、「心」の三層構造がシンプルに説明されている。これまでは、
< 仏の心を、「こころ」、移りゆく感情などを中心にした西欧的解釈を、
「心」と解釈してきたが、この三層構造は面白い! 〜その辺りから〜
≪ 「心」は、三層構造である。 
 ・一番上の表層が「心(こころ)」(=脳)があって、
 ・その下に「おもひ」(=内臓感覚があり)
 ・深奥に「しん(心)」(=芯=神)がある。
― 表層にある「こころ」の特徴をひとことでいえぱ「変化する」ことです。
 たとえば、去年まではあの人のことを好きだと言っていたのに、今年はもう
違う人を好きになっている。そんな移ろいやすい感情が「こころ」です。
こころ変わりという言葉があるでしょう。
― その「こころ」の下には、表層の「こころ」を生み出すもとになる動的な
 心的作用、「おもひ」があります。「おもひ」のなかで重要なのが「こひ」
という言葉です。「こひ」は、ふつうは「恋」という漢字をあてて恋愛感情を
いうことが多いのですが、本来は自分のなかに、なんらかの欠落感があって、
その欠落状態が埋まるまで、なんとも落ち着かない、そんな不安定な状態を
さします。たとえば、さっきまで目の前にいた子どもがいなくなり、その子が
戻ってくるまでは安心できない、そんな状態のことです。漢字で表記するなら
「乞ひ」がいいでしょう。雨が降らないから「雨乞い」をし、お腹が空いて
しかたがないから「物乞い」をする、そんな状態を「こひ」といいます。
 ・・仏教にも以心伝心がある。世阿弥は、心より心に伝ふる花と言った。
言語以前である。能は、「おもひ」を圧縮した芸能である。演技により解凍
された「おもひ」は、観客の深奥に隠れている「おもひ」と同期して目覚め
させる。「おもひ」の世界の言語は、歌(詩)である。
 能というのは、この「おもひ」を圧縮した芸能で、そして能を演じるという
ことは、その「おもひ」を解凍していく作業なのかもしれません。そこで解凍

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05月31日(日)
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