ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■7016,閑話小題 〜『7割経済』の時代!
* 7割経済
一昨夜、3時間ほど寝室のロッキング・チェアで爆睡後、居間に行くと、
ニュースで「7割経済」という言葉が目に入ってきた。元に回復するのは無理
としても、何とか7割は戻したい。現在は2〜3割でも…現業の店にしろ、イベント
にしろ、何とかゼロから見直して、7割を確保する創業的出直しをするしかない。
営業停止から、2ヶ月ぶりに第一歩から出直すには、相当の覚悟が必要だ。
動揺して何もしないより、まず第一歩が、この着想。この事態では、外食を
したいとか、何か購買したい気持ちが湧かなくなる。まず末端のアルバイト、
派遣社員が整理対象になり、次が社員。…まだ半減ならマシだが、1〜2割まで
落ち込むと、心が折れてしまう。
この世知辛い中で実績を伸ばしていた一部の人ちを、一撃で叩き落として
しまった! 縮み上がった彼らの顔が目に浮かぶ。この3割、半減は
厳しい。国家の救済措置は短期対策。まだ初期段階というから、数年先の見通し
は全く立たない。
この騒ぎがなかったら、大相撲が行われ、甲子園の高校野球、プロ野球が、
開幕し、オリンピックに向けて機運が高まり、街中は活気に溢れていたのに…
何だ、このあり様は。マスク無しで歩くと異様な視線を向けられる。ランチを
食べに御店に入ることすら他人の目線が気になる。ウィンドウ・ショッピング
すらも商品に触れない。スーパーの店内放送は、「あらためて買う商品をメモ
して、立話をしないで、30分を目安に御帰り下さい!」と宣う。
…エンタメも、何もかもが中止か延期。映画館すら閉鎖。ショッピングモール
は生き場のない老人が彷徨い歩く。朝の散歩も、誰も歩いていない。巣篭りも、
ここまで影響するのかと思いやられる。
9年前から御隠居の身分で、然したる変化があるでなし! それでも、
この現象を堅実に目にすると、恐ろしさに寒気がする。リーマンショックと、
東北大震災のダブルパンチで、会社清算で、事業を終えた。そのショックは、
はかりなく大きかったが、それでも、このパンデミックは惨憺たるもの。
国内在住の人たちには、まだ何が起きたか気づいてないようだ。100年前の
スペイン風邪と、第一次、二次大戦と同じくらいの超特大のブラックスワン
の到来。銀行閉鎖など資産凍結も有りうる事態。
…要するに、想像力が無いため、実感として考えられない。 それでも、
北イタリア、フランス、スペインの惨状がTV画面を通して放映され少しは、
理解できても… まだまだ。9年前の事態に、そのまま、引き戻された感覚。
薄笑いを浮かべていた、御仁たちにも同じような災害が直撃したにも関わらず、
まだ想像力が働かない。恐らく、数年後に死期が来るのだろうが…
第二次世界大戦直後に生まれて、このパンデミックの拡大過程で人生を終える
のも一興かもしれない。
後記: 過去の同月・同日の文章を振返った今、気づいた!
今日は父親の命日だ!
・・・・・・
5919,閑話小題 〜今日は父の44周の命日
2017年05月30日(火)
* 今日は父の43周の命日
今日は父親の命日。はや44周年になる。現在の私の年齢で余命一年の末期癌
が発見され、予告通りに亡くなった。その間、千葉市郊外の飲食ビルの立上げの
ため、実家で同居していたが、死の恐怖と戦う姿は実に壮絶だった。
そのシリアスな日々の中で多くのことを学んだ。 前ぶりなく、突然襲って
くる死神。その前で人間は全く無防備のため、独り灼熱砂漠の真中に立たされた
旅人のように生への渇望に悶絶する。半面、人間の持つ、神秘的な力も現れ出る。
生きるとは、愛とは、死ぬとは、行蔵とは、創業とは如何なることかを、最後の
炎の輝きの中から、まさに‘業を授かる’一年の授業をさせて貰った。その後の
人生の大きな糧になっていた。最後に残るのは、「両親の温み」である。
温みだけはタップリ残っているが… さて墓参りだ!
* 大相撲5月場所総括
・白鵬が1年ぶりの優勝に13回目の全勝で自己記録を更新して終えた。
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05月30日(土)
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