ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4829,「事業人生を決心して45年」の語り直しー7
幾つかのシェルターを組み込んでいたので何とかなった。現在の「現在の健康が目先続いていくだろう」という前提も仮説。
全てが一瞬で崩れ去ってしまう。ただ少し早いか遅いかである。 ーその辺りを抜粋してみるー
≪ ひとくちに仮説といっても、みんなが正しいと信じているものから、ほとんどの人がまちがいだと決めつけているものまで、
実にさまざまな種類があります。仮説には、白から黒までの幅広いグラデーションがあるのです。この章では、そういった
仮説の信じがたい大逆転劇をみていきましょう。・・・
「医学界の負の遺産、ロボトミー」。エガス・モニス(1874〜1955)というポルトガルの医者が、1949年度の
ノーベル生理学医学賞を「ある精神病において、ロボトミー手術の治療的価値を発見したことに対して」受賞した。
(この年に湯川秀樹博士が「中間子論」でノーベル物理学賞を得た。)
ロボトミー手術とは、一口に言って脳の前頭葉の切除手術である。モニスは、1935年に人間に対して、この手術を始めた。
そのきっかけは、1935年のロンドンでの神経医学会でカーライル・ヤコブセンとジョン・フルトンという人が、
「チンパンジーに対してロボトミー手術を行ったら凶暴性がなくなった」という報告を行ったのだが、それを聞いていた
モニスがロボトミー手術を精神病患者に応用することを思いつき、すぐ自分の患者に対し手術をしたのである。
これは、現代から考えると、まったくありえないこと。モニスは「この前頭葉切除は、非常に簡単な手術である」といって
いきなり数十人の手術をした。当時は、たとえば統合失調症や躁うつ病に対し、効果的な治療法がなかったから」という。
1952年のクロルプロマジンに始まった薬物療法の進歩によりロボトミー手術の評価は一変した。
結果的には、ロボトミー手術というのはとりかえしのつかない治療法だった。世論が180度変わってしまったわけ。
1946年までに一万人が、この手術を受けている。・・・≫
▼ 時の政権の政策も仮説の典型。政権が変われば一八〇度覆ってしまう。イラク戦争のフセインの科学兵器疑惑に、
CIAの間違った調査でイラクに攻撃を仕掛けた。これも、持っているという仮説の上で、調べた結果である。
人生を振る変えると、当てにならない仮設を信じて生きてきた。私だけでなく、すべての人に言えるから、諦めがつくが、
それにしても、である。逆に過去の色いろな場面で、違った仮説で判断していたら、如何だったか?という仮説も立つ。
考えて仕方がないが、なるようにしか、ならなかった、ということ。それにしても、大半の人の仮説は楽観的過ぎる!
・・・・・・
4088, 老いの見本帳ーダークサイト −8
2012年6月4日(4月)
* 老いと鬱屈 「老いへの不安 歳を取りそこねる人たち 」春日 武彦 (著)
私の嫌いな言葉に「世間」がある。日本の社会は、「世間」という言葉と視線に常に怯えて暮らしている。属している社会が
固定化されているほど、そこには難儀なものを抱えたグロテスクな世界ができている。それで、一生何も出来ないで死を間近に
したときに、その正体に初めて気づくのである。 その不快な毒を体内に蓄積して、ただれている世間という虫。シラミである。
老化は、否が応でも毒が蓄積されている。そう、世間の一員に陥っていく。だから、熟年になったら群れてはならない。
ー次の箇所は、老いの屈託を巧妙に表現している。
≪ 老いることは、人生経験を積むことによって「ちょっとやそっとでは動じない」人間になっていくこととは違うのだろうか。
難儀なこと、つまり鬱陶しかったり面倒だったり厄介だったり気を滅入らせたり鼻白む気分にさせたりするようなことへの
免疫を獲得していく過程ではないのか。 難儀なことを解決するのか、避けるのか、無視するのか、笑い飛ばすのか、それは
人によって違うだろうが、とにかく次第にうろたえなくなり頼もしくなっていくことこそが、老いの喜ばしい側面ではないかと
わたしは思っていたのだった。 だが、世の中にはまことに嫌な法則がある。嬉しいことや楽しいことに我々の感覚はすぐに
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06月04日(水)
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