ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4812,閑話小題 ーシネマ『それでも夜が明ける』
凛とした生活を送るために大切な身体作法を実践的に説く、山折流・人生指南の書。>
   =概要をマトメルと=
≪ 現代社会にあふれる‘うつ’の現象を分析し、
○過去に人生モデルが見つけられない程の高年齢化。 ○宗教的な感覚が欠如した口先だけの言葉の群れの氾濫。
それが、世の中に不安をもたらすモノノケとなり、うつを蔓延させている。 回復には、ひとりで静かな中で早朝坐禅をし、
モノノケから自由になり、歩く・泣く・眠るという3原則が大事とのこと。 宗教は非日常性。教会でもお寺でも、
日常の気持ちから離れ、心を改めて参拝します。 一方、俗人の日常は、非宗教です。宗教者とは違い、生活に宗教性は薄く、
実生活を営んでいきます。著者にとっては、この場は混ざり合っていて縦横に歩ける無境界地帯のよう。
早朝坐禅は、無念無想のために坐るのではなく、むしろ雑念妄想を吐き出させ、それ以後の1日をスッキリ生活させる為の手段。
またチベットの寺院の真似をして、呼吸さえ密やかにする坐禅中に、茶を喫するなどその自由闊達な動きは著者独自のもの。
頭の中に湧いてくる雑念をそのまま流れに任せ感じ、そのまま受け入れる。嫌な事でもいい事でも想像の中で、いろいろ出来る。
著者は「疲れたときには‘群れ'から離れ‘ひとり'になれ」と。そして自分の心と向き合って深呼吸をする。
人間が自分を不幸だと感じるとき、それは絶対的な不幸をいうのではなく、「幸福な他人」との比較による相対的な不幸に
ついて言っている。 あらゆる不満は他人と比較で生じると。≫
 ▼ 創業の第一歩は、「ひとりになること」から始まる。心にイメージした絵に向かい、ただ独り長年かけ準備をしていく。
  周囲が現在のことに無我夢中の中で、一種の宗教のように自分が目指す、創業に向かい一つずつ、パーツを集める。
  傍からみたら一種の狂人に近い心の状態。それでも続けていると、カタチが少しずつ現れてくる。問題は前進を止めないこと。
  その中で、心の芯に「ひとり」を保っていないと、現象に流され、群れに同化してしまう。  庭弄りとか、散歩、一人旅、
  読書など、「ひとり」になる切り口は幾らでもある。それでも、モノノケに縛られる。早朝禅か、瞑想の習慣は最も有効だが。 
  さて30分の野狐禅が身につくかどうか? 
・・・・・・
4071, 哲学で自分をつくる ー1
2012年05月18日(金)
               「哲学で自分をつくるー 19人の哲学者の方法 」 瀧本 往人 (著)  
 実をいうと、この本、トイレに一年間以上、置いておき毎日読んでいたもの。これを手に取ると自分の本音を見透かされてようで、
切り口が素朴で日常的のため面白い。あまり知られてない、こういう掘り出しものが哲学書には数多ある。 
門前で野狐禅みたいなレベルで知識を弄んでいる輩(私)に、噛み砕いて教えを説かれているようである。
   ー内容ー
 ソクラテス、ニーチェ、ウィトゲンシュタインから、フーコー、ドゥルーズ、デリダまで、
19人の哲学者の思想・人生のエッセンスを、現代に生きるリアルな問いに置き換え、今を生きぬいていく方法を学ぶ。 
 (読者評価) 19人の哲学者たちの声に耳を傾けつつ、もう一度自分自身の頭で考えるということから始めてみよう。
確かに悩みや不安を宿命として受け止め肯定的に捉えるのは容易なことでは無い。しかしそのために考えることを生きていくことの
力とする哲学というものが存在する。もっと哲学という方法を、すなわち自分で考えるということの強度を信頼しても良いのではないか・・。
著者はそうした問題提起の下、それぞれの哲学者に成り代わって現代の読者との対話を試みるのである。しかし本書は哲学者を高みの
存在には置かない。また、昨今の入門書のようにデフォルメもしない。あくまでも彼らがそれぞれの時代を生きた一人の人間であり、
一人の生活者であったことに軸足を置いている。このニュートラルな哲学者の位置づけによって、それぞれの哲学者に瑞々しい生命力が
与えられ、彼ら哲学者と現代に生きる我々との問題意識が決して隔てられたものではないという親近感を得るのに役立っている。

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05月18日(日)
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