ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[393265hit]

■4811, Quirt <内向型人間の時代> ー2
                        <内向型人間の時代> スーザン・ケイン著
    * 内向型人間は二流の性格特性か?
 外交型人間の代表といえば、特にイタリア、スペインなどの南欧の人たち。逆に内向的人間の代表はフィンランド人を
代表にした北欧の人たちからみて、季節要因と食料が大きく影響しているのが分る。黒夜の時節、15時になれば真っ暗に
なれば自殺率が高いのも当然である。冬期間に雪に閉ざされ、内向きになる秋田、新潟の自殺率が高いのと似てる。
外交型人間を理想とする価値観の中で、内向型人間は、一段も二段も低く見られるため、どうしても隠したがる。
  ーその辺りから抜粋ー
《 今日、社会が求める性格タイプはごく狭い範囲に設定されている。成功するには大胆でなければならない、
 幸福になるには社交的でなければならないと、教えられる。 私たちはアメリカを外向型人間の国家として見ているが、
それは必ずしも真実ではない。どの研究を見ても.アメリカ人の三分の一から二分の一は内向型である。言い換えれば、
あなたの周囲の人々のうち二、三人にひとりは内向型なのだ(アメリカが有数の外向型の国のひとつだとすれば、世界には
もっと内向型の比率が高い国々がある)。あなた自身が内向型でないとしても、家族や学校や職場に何人か思いあたるだろう。
もし三分の一から二分の一という統計に驚きを感じるのなら、それはたくさんの人が外向的のふりをしているからだ。
隠れ内向型は、学校の運動場や高校のロッカールームや大企業の廊下に気づかれずに生息している。なかには自分自身までも
すっかり騙していて、なんらかのきっかけで、たとえば、失業、子供の親離れ、遺産が転り込んで時間を好きに使えるように
なったなどで、ふと自分の本来の性格に気づく人さえいる。この本の内容を友人や知人に話してみれば、思いがけない人が
自分は内向型だと思っているとわかるだろう。
 多くの内向型がそれを自分自身にまで隠しているのには、それなりの理由がある。私たちは、外向型の人間を理想とする
価値観のなかで暮らしている。つまり、社交的で先頭に立ちスポットライトを浴びてこそ快適でいられる、そんな自己を
持つことが理想だと、多くの人が信じているのだ。典型的な外向型は、熟慮よりも行動を、用心よりもリスクを冒すことを、
疑うよりも確信することを好む。たとえ悪い結果を招くかもしれないと思っても、すばやい意思決定を優先する。
チーム行動を得意とし、グループ内で社交的にふるまう。私たちは個性を尊重すると言いながら、ひとつの特定のタイプを
賞賛しがちだ。その対象は「自分の存在を誇示する」のを心地よく感じるタイプなのだ。もちろん、テクノロジー分野の
才能があって自宅のガレージで起業するような人なら、一匹狼だろうとどんな性格だろうと許されるが、それはあくまでも
例外で、そういう特例として認められるのは大金持ちか、そうなると約束されている人たちだけだろう。
 内向性は、その同類である感受性の鋭さや、生真面目さ、内気といった性格とともに、現在では二流の性格特性とみなされ、
残念な性格と病的な性格の中間にあると思われている。外向型を理想とする社会で暮らす内向型の人々は、男性優位世界の
女性のようなもので、自分がどんな人間かを決める核となる性質ゆえに過小評価されてしまう。外向性はたしかに魅力的で
あるがゆえに、押しつけられた基準になってしまっていて、そうあるべきと、大半の人々が感じている。・・・ 》
 ▼ 戦国時代の、信長、秀吉、家康を、この性格分類からみると、信長と、家康は内向型で、秀吉は外交型になる。
  家系と、家族と、連れ合いなどの環境も、大きく左右してくるが、豊かさと、知識も多分に影響してくる。
 学生時代の、ある時期から、面白いように次々と小さな殻が壊れていった。その一つが、父親が私の牛小屋のような
 寮に来て、その見窄らしい生活に驚き、仕送りを二倍にしてくれた頃に、欧州旅行と、ゼミの影響もあって、外交型に
 自分が変化していった。当時、仕送りが二倍になるのは、日常が根こそぎ変わることでもあった。 ーつづく

[5]続きを読む

05月17日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る