ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4786,自分の頭で考えるための哲学講義
買い手が直ぐに見つかり、同じホテル名で新経営者の下で現在、営業が続いている。一般債権もほぼゼロで、金融債権以外は
思惑通りの清算ができた。会社借り入れの個人保証もあって普通なら個人破産しかないが、物件の処分が順調だったこともあり、
何とか破産なしの無傷で済ますつもり。そうこうあって担保に入っていた自宅も、家内が買い取ることで確保。 何とか今まで
とおり生活をしている。 順調に誰かに経営を渡すのと、この結果のどちらが良かったか、勿論、前者と思うが、こと私の
人生という面からみると、この方が良かったとも考えられる。 全てがベストに動いてきたから、人類も、自分もいる。
先日の高校の同級会で、半年前に老舗の会社を倒産させた人が隣でシミジミと、「この結果で終わったことに感謝している。
こんな気持ちになるとは思ってなかった」と、現在の私の心情と同じことを、そのまま語りかけてきた。 これは実際に
経験した者でしか言えない言葉。 無念で、情けない自分と、周囲の好奇の視線の中、独りで日々、悶えた結果、この現実を
そのまま受け入れるしかない中で、実はこれがベストの結果だと気づく。「この苦しみを与えているのは、神(自然)が、
何かの意味を気づかせようとしているのではないか」という、フランクルの問いかけである。その時に自然に出てきたのは、
「この経験で私は、やっと半人前になったが、貴方は以前の不幸分を加えると、半人前から一人前になった」で、ある。
互いの心奥の葛藤と、その思いの先は同じ。過去を振り返ると、何度かのどん底の青春期の日々にこそ、人生の味があった。
思い出すのは絶頂の浮かれていた日々でなく、瀬戸際で呆然と過ごしていた日々である。あの時、何かが変わろうとしていた。
それと同じ心情が、「この結果(状況)に感謝!」の言葉に集約されている。底に下りてしまえば、不安感など消滅。
結果を素直に受け入れれば、そのまま安心立命の境地に到達できるのが人生。実際に倒れ、孤立し、そこで人生を俯瞰すると、
全く違う目線を得ることが出来る。その視線から、これまでの人生を振り返ると、何とつまらない自分が見えてくる。
だから、「この結果に感謝している!」の言葉に、なる。なかなか人生は味があり、面白い。それを味わうのが、これからの人生。
・・・・・・
4045, 末っ子はつらい ー3
2012年04月22日(日)
私は10人家族の末っ子。 家が商家だったので誰も自分のことで手一杯、互いのプライベートを見せないのが暗黙のルール。
4〜10歳までは1Fが店舗、2Fが倉庫と事務所、3Fが住居で、4Fには住み込みの女子従業員7〜8人が住んでいた。
食事は、何時も従業員と一緒。 小学校5年になって、7〜8分離れたところに住居部分が移動した。雑然とした商家では独りで
遊ぶしかなかった。 末っ子は親の目が行き届かない分、姉や兄の虐めから自らを守らなければならなく、常に周囲の顔色を
窺がう性格になっていた。 特に父親が店と家族と親戚を束ねていた絶対的存在で、父に媚びるのが効果的であるのを知っていた。
そのため?末っ子の私に甘かった。数年前、新幹線の乗客同士の会話で、「私は多人数兄弟の末っ子で、常に親や兄弟から許されてきた。
それが今でも直らず、失敗をしても許されるだろうという思い込みの性格が身について、大きな壁になっている」というのを聞いて、
「まさに自分そのもの!」と、驚いたことがあった。 家族間では絶対に互いの陰口はタブーで、兄や姉が他人の噂話をしたのを
殆んど聞いたことがない。 児童心理学では、家族は5人以上が必要という。 一人っ子は同年代の心の内を知る機会が少なく、
孤独になりがちになる。 さらに親のかまい過ぎと、兄弟がいないため自己中心になってしまう。 家族の立ち位置で、
性格が形成されるのは自然の摂理。数年先が、それぞれの姉、兄の姿から見え、学ぶことが多い。7歳年上の姉が勉強の仕方とか、
自分の夢をイメージ化する重要性などを、節目ごとに教えてくれた。ある意味で、一番、世話になった人である。
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04月22日(火)
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