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堀井On-Line
by horii86
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■4684, 偶然からチャンスを見つけだす能力 ー2
「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」ーダニエル・ギルバード著
* お金の果てない追求は、なぜおこるのか? −A
お金の効用こそが、価値を決定する。今さらのことだが、その辺が曖昧になってしまう。私自身、末っ子のため、両親の傍で、
いつも金銭哲学を聞いて育った。そして、最期の死様から多くの教訓を得た。 その一つが、時節ごとに使うべき金は使うべし、
残しても、後でみると不安を具現化した残物でしかないということ。人生(特に事業)は何時何が起こるか分からない。
財産を残しても、一瞬で消え去る恐ろしさを見聞きしていた。で、給料範囲で全てを使い切ることにしてきた。 振り返ると、
それが正解。満足した行蔵が人生の晩年の宝として残っている。本を読んでも、TVを見ても、それがベースになっている。
ーその辺りを抜粋するー
≪「ものの価値、その値段ではなく、そのものが与える効用をもとに決定しなければならない。ものの値段は、そのもの自体に
左右されるだけで、誰にとっても同じだ。しかし効用は、予測をしている人の個別の状況に左右される。そのため1000ドルの
利益は、たとえ額は同じでも、金持ちより貧乏人にとっての方が間違いなく価値が大きい」
富そのものは幸せに関係ない。大事なのは「効用」。お金や昇進やビーチでの休暇そのものには興味ない。あるのは、こうした
形態の富がもたらす、満足や喜びである。賢い選択とは、喜びを最大にする選択であり、お金を最大にする選択ではない。
お金が増えていく場合、一ドルが与える喜びは常に前回よりわずかに少ない。人は絶対量でなく、相対量に敏感である。
しかし、効用を推定することは難しい。それをするには、そう想像だ。我われの脳は独自の構造を持っていて、心の中で自分を
未来の状況に移動させ、そこでどんな気持ちがするか自分に尋ねることができる。 効用を数学的な正確さで計算しなくとも、
明日に一歩足を踏み入れて、その感触を確かめればよい。自分を時間軸の前方に投影し、出来事が起こる前にそれを経験できる
能力のおかげで、我われは誤りをおかすことなく学ぶことができ、行動することなくそれを評価できる。
それでも未来の自分と未来の状況をシュミレーションする能力は、完璧からほど遠い。未来の状況を想像するとき、我われは、
実現しない細部を穴埋めをし、実現する細部を放棄する。未来の状況を想像するとき、今感じていることを無視できず、あとで
起こる物事について、どう考えるようになるか気づかない。しかし、先見はもろい能力だ。そのためには、目を細め必死に目を
凝らしてみたりしなければならない。幸せを見つける公式はない。しかし、偉大なる脳は、ちょっと先にあるように見える幸せに、
かならずしも導いてくれないとしても、なぜ辿りつけないかを教えてくれる。≫
▼ 秘境ツアーは、その最たるもの。大体、価格の5〜10倍の価値を実感してきた。その効用(価値)は、経験と情報で
ほぼ予測可能である。その上に、行った先をTVの旅行番組で映し出してくれる。その時の見れなかった細部をプラスして
見せてくれる。とはいえ、それも時間と金銭と気持ちに余裕があってこそ。 亡くなった姉が派手な浪費家と思っていたが、
振り返ると、浪費家というより‘良’費家に思えてきた。 その時々を最大限、楽しんでいた。 人生は、それでよいと、
この歳になる身に沁みて思える。ただ、面子を捨てることが出来るかどうか。 面子は面子で、それも可愛いもの・・
・・・・・・
3942, 終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか ー2
2012年01月10日(火)
「終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか」 水野和夫著
* 事実は真実の敵である
‘はじめ’の次の言葉が、この本の全てを要約している。
≪ 我々がシュミットのいう「世界史」の終わりに近づいているに一刻一刻と近づいているにもかかわらず、その認識がなく、
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01月10日(金)
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