ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[393486hit]
■4670, 身近な貧困 ー3
手持ちの全てを集中する。 まずは、目先の急場を乗り越えていくしかない。 一つ間違えれば、舟板一枚下は地獄。
そこから火事場の馬鹿力、野生の力が出てくる。 目的を定め、手持ちの材料に、外の材料を加えていく過程で魂が入って
新たな命が生まれていく、それが創造である。 こんな大げさなことでなくても、身近な例がある。 急用か何かで夕飯の
買出しが出来なかった時に、冷蔵庫の残り物で夕飯を作るのと同じである。知恵は土壇場か、逆に緊迫状態の弛緩から湧き出る。
創造で一番必要なことは、上機嫌であること。創業者は、明るい人が多い。未来に対し楽観的に急場をしのいできたからだ。
その精神状態が、知恵を生みやすくする。中村天風のいう「積極一貫」である。 周到な準備の上に、前向きな明るが
新しいものを生み出すようだ。ありあわせで難局に立ち向かって、まずは急場をしのいでいく、そのうちに、それがノウハウ化
していく。これが進化につながっていく。取りいれるべきだったのは、ゆとり教育でなく、野生化を推し進める激しい競争を
推し進める教育だった。 現在の中国、韓国人は、日本人より遥かに野生的なのは、厳しい競争社会だからだ。
・・・・・・
3930, 真の危機とは何か
2011年12月29日(木)
「世界をうごかした21の演説」クリス・アボット著 より
* ソルジェニーツィンの意表を突いた欧米批判
現在の欧米が33年前のソルジェニーツィンの欧米批判のまま、ここまできて行き詰まりを見せている。
彼は、当時のソ連の体制批判だけでなく、亡命先のアメリカで、欧米の体制の欠陥を批判した。
ーまずは、その部分からー
【 敵の敵は必ずしも友人ではない。現実は、古い格言から想像される以上に複雑である。それを見ごとに示したのが、
一九七八年六月にロシア人の小説家、アレクサンドル・ソルジェニツィンのハーバード大学の卒業式で行った演説だ。
ソルジェニーツィンはそれまでの年月に、ソ連によって投獄され、非難され、ついには国外追放の身となっていたのだが、
ハーバード大では母国の共産主義の迫害者を批判するのではなく、西側世界の欠陥を厳しく戒めた。・・・・
西側は自分たちのシステムがほかのどれよりも優れているから、ほかの社会もいずれそのシステムを採用するはずだとまちがって
思いこんでいると論じた。 中国やインド・アジア・イスラム・アフリカに深く根差した複数の文化があるにもかかわらず、
この思い込みが続いてきた。「西洋社会がほかの世界の神髄を理解できない」ために生まれたまちがった考えだと
ソルジェニーツインは考えた。そして西側の社会そのものに多くの欠点と弱みがあると指摘して、「戦争による破壊を免れても、
私たちの生活を自己破壊から守るためには生活を変えざるを得ないと説いた。とりわけ強く批判したのは、西側世界が
近視眼的であること、政治的な勇気に欠けることムとくにベトナム戦争中)、物質的な幸福を追求するための無制限の競争を
奨励していること、自由な思考を制限し、そのとき流行している画一的な考え方(「人々の精神を覆う石のような鎧」)しか
認めないこと、メディアが一般の人々に「まちがった偏見を教える」のを許していること、もっぱら法制度と法律の条文に
もとづく限られた組織方法に依存していることである。そして、これらは「この世界に新しく来た人を驚かせ、ショックを与える
いくつかの傾向」だと述べた。環境意識が高まった今日では、西側の人々が多数世界の人々より多く消費し、より多く環境を
汚染していることを批判点のリストに付け加えてもよいかもしれない。かれは、これらの欠陥は精神生活に原因があると見た。
社会改革に多くを望みすぎました。その結果、もっとも価値のある財産を失ったのです。 それは精神生活です。
東側ではそれは支配政党の所業と策謀で破壊されました。西側では商業的利益で窒息させられています。
彼は、これを「精神性を奪われ宗教心を失った人間中心主義的な思想がもたらす災厄」と呼んだ。・・・ 】
[5]続きを読む
12月29日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る