ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4671, 2050年の世界 ー23
* 人間と病気の将来 「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」
都市化が進む中で、2050年には、現在の都市居住人口の半数が、七割に近づくという。そこにスラムが生まれ、
新種の病原菌の発生場所になりやすくなる。また、細菌テロとして使われるケースも多く出てくる。軍隊では、細菌は
目に見えない弾薬・武器とみなされている。医薬品などの進歩で、後進国も平均年齢が飛躍的に上がる反面、長寿故の
成人病が激増する。それと、一瞬にして国家を滅ぼすような細菌も出てくるとすると、この問題も、予測が難しくなる。
第二章のまとめ 人間と病気の将来
・高齢化と肥満化が世界的な趨勢となる。
・世界の人口の急速な都市集中化は、途上国の国民にもジャンクフードなどに接する機会をもたらし、
途上国も癌や脳卒中、糖尿病などの慢性疾患に悩む人々が増えるようになる。
・ワクチンが開発されたポリオなどの病気は、今後も世界的な公衆衛生の広がりで、撲滅されていく。
・AIDSとの戦いは今後も困難が予想される。治療費が現行水準のままなら、AIDS患者三千三百万人の治療には
毎年四百億ドルが必要となる。貧困諸国だけでなく富裕諸国も、これだけの負担をする用意はできていない。
・そうしたなかで・コンドーム・包茎手術、殺菌剤を含有する新開発の膣用ジェルなどの感染予防、あるいは、
母子感染を防ぐ技術が効果をあげるだろう。ワクチンの開発は最も待たれる成果だ。
・WHOによれば、新しい抗生物質の研究に投資をしていた大手製薬企業十五社のうち、八社が研究プログラムを中止し、
二社がプログラムを縮小してしまった。そうしたなかでのスーパー耐性菌の登場は人類に脅威となるだろう。
・高齢化にともなう最も深刻な影響は、アルツハイマー病の増大である。痴呆老人の介護は、結果として各国政府に
財政的圧力をかけるはずだ。そして、製薬業界には緩和薬や予防薬や治療薬を開発する強大なインセンティブが働くはず。
・2010年大手製薬会社は、失敗した研究のデータの共有化をはかると発表。こうした失敗データの共有は、
将来の研究に 大きな力となるだろう。
・ゲノム解析による出生前診断などがすすみ、新しい薬も開発されるようになる。
▼ 「伝染病はどれも時代の産物である」という学説は2世紀のプルタルコスにさかのぼる、という。
モンゴル軍に帯同してきたネズミが、アジアから欧州全体にペストをもたらした。
スペインの制服者は新世界に天然痘を撒き散らし、結核は不潔な環境を好み、産業革命の中で反映した。
21世紀には、その時代に相応しい疾患をいくつか生み出すだろう。
新しい時代の疾病は、都市化の進行が挙げられ、2010年時点では、都市部に住む人は、50%だったのが、
2050年では、途上国の大都市を中心に70%に増加すると予測され、スラム街などから感染が広がる、といった
現象が多く出るだろう。それらが微生物の地球制覇の野望に手を貸すことになる。現在でも、年間、20億以上の
乗客を輸送しているが、更に移動人口が増えるに従い、世界的感染の可能性が飛躍的に高まることになる。
・・・・・・
4306, 閑話小題 ー国民健康保険加入者の収入
2012年12月30日(日)
* 国民健康保険加入者収入(世帯)
国民健康保険は、健康保険などの被用者保険適用外の自営業者などを対象とする医療保険。
その国民健康保険加入者収入(世帯)が
1992年度 239万円
2008年度 168万円
2010年度 145万円で、バブル崩壊以降、なんと減少額 94万円、減少率40%である。
信じられない目を疑う数字だが、これが現実なのである。更に、この二年で更に減っている。
これからみてもバブル崩壊後から、零細事業者と商店主の収入が激減しているのが見て取れる。更に非正規雇用者数が
20%から40%に倍増していることもある。 居酒屋、スナックの店主の話を聞くと、今日一日生き延びるのに精一杯。
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12月30日(月)
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