ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4622, 君は1万円札を破れるか? ー7
   * 人は、あまりに楽観的過ぎる!  ーしまった! 「失敗の心理」を科学するー ジョゼフ・T・ハリナン (著)
 人は楽観的の方が気楽で生きやすい。しかし、それが人生に失敗をもたらす大きな危険を呼び起こすとしたら、問題は別。
バブル崩壊後の失われた20年は、「根本問題から目を背け、経済成長に戻る」という楽観論に惑わされた結果である。
根本問題は、東西対立が終わり米国が地政学的に日本に対する特別待遇の必要性が無くなったことと、アメリカの衰弱、少子化、
そして情報化によるグローバル化の結果である。 その前提が変化しているに関わらず今だ成長路線への修正を目指している。
あまりに楽観的である。間違いなく、10年後には国民の生活レベルは現在の半分以下か、三分の一になる。
 著者はここで、大学の色々な実験結果を示し、人間は昔から自分の記憶をいいように、自己満足するように再構成する性を
指摘している。たとえば親は、実際よりも専門家の意見に近い子育てをしてきたと信じてきたし、ギャンブラーは、負けより、
勝ったことを、こと細かく記憶している。それぞれの顔を何割か良くした修正写真と、修正前の写真を二枚並べて、どちらが
自分に近いかを問うと、確実に修正写真の方を選ぶという。人間は自分に都合よくものを見たり思ったりするもの。
 人間で凄いのは、とにもかくにもモノゴトを考えようとしないこと、楽観的すぎるということである。更に悪いことに、
結果を知ると、それまでの考えを無意識に修正してしまい、以前より修正後の考えを持っていたと思い込んでしまう。
大部分の人は世界は自分の為にあり、自分中心に地球が回っていると考えている。 実際は、その正反対であるのに。
その甘い考えで経験を重ねるうち、直接、自分に跳ね返ってきて叩きのめされる。それが小さな事態なら、まだ良いが・・
「楽観は意志、悲観は感情」という言葉は、一面、真理だが、これは意志に裏づけがあり強固であってこそ。
右上がりの時流の時は、「長期、楽観! 短期、悲観!にして、日々楽しく!」で、
右下がりの時は、「長期悲観、短期楽観で、日々可笑しく!」を旨にして、冷静にあるべき。楽観的であるのはよいが、
現象のマイナス部分を見て見えないという、欠点がある。その蓄積が大失敗に繋がる。 自分のことか?・・ いや、貴方も!
・・・・・・・
3882, 閑話小題
2011年11月11日(金)
     * カラスの怒り
 一月ほど前の話になるが、信濃川の大橋を自転車で走っていると、橋の下から飛んできて欄干にとまろうとしたカラスと
50センチ位の間近かに鉢合わせをした。カラスは不意をつかれヒックリ返って橋の下の方に落ちていった。
しかし体制を立て直したのだろう、30Mも行かないうちに自転車の数メートル先の欄干に止まって羽をいからせ威嚇してきた。
それを4度も繰り返したことから、怒り心頭が分った。 カラスにも人間のような意地があるようだ。
散歩などで時おり威嚇してくることがある。 黒色系の服装が刺激するのだろう。 鳥は、人間が思っているより遥かに頭がよい。
それもカラスは、地元密着で多くの知識の蓄積がなされている。 人間社会との微妙な距離を守り、共存している。
土鳩とカラスと雀は世界の街の何処にでもいる鳥である。
   * オリンパスの飛ばし
 オリンパスの飛ばしと英国人社長の解任事件、英国人の優秀な人物を社長にしたのはよいが、その男は一神教の堅物。
彼を引き上げた実力者の意図と違った行動を始め即刻、首なった。 ところが、その英国人が内幕を暴露をし、
世界的なニュースになってしまい、実力者の元社長は追放され、司直が入る可能性が出てきた。 これが現在、伝わってくる情報。 
飛ばしは、粉飾決算の手法の一つ。 それが銀行と証券会社主導かが問題視されている。 飛ばしは日本だけの慣習なのか?
世界共通の手法かは分からないが、これを切欠に、次の飛ばしの会社が槍玉になってくる。次は、どの会社かは情報筋は
分かっているはず。 この事件はアメリカにとっても、大きな日本バッシングのネタになる。今度は、オリンパスが買収される側になる?

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11月11日(月)
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