ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4503, 実録・ゴールデンブリッジからの身投げ
20〜30パーセント増しではなく二倍なのだから驚いてしまう。製造業と商業の給料ベースを比べると、日本では製造業が商業の
15〜16パーセント多いだけだ。これがアメリカになると、製造業は商業よりも30パーセントは高くなっている。あらゆる職種について
給与水準の差が大きいのがアメリカの特徴なのだ。当然、給与がいい産業には誰れもが殺到するから、どうしてもその産業は慢性的に
人員過剰になる。いくらでもスペアは利くからリストラもしやすい。逆に、低賃金のところは慢性的な人手不足になりがちだ。
人手不足だから時給を上げて人を手当をしようとすると採算割れしてしまうので、他ではどこにでも採用されそうもない低賃金労働者で
久場を凌ぐしかない。移民には絶好の勤め口だが何時までも経っても生産性が低いままだ。結局、会社ごと、産業ごと衰退してしまう。
 アメリカに比べると、日本はどの産業を見渡しても収入に大きな格差がない。人手不足も人員過剰も極端ではない。それでいながら、
採用する会社側は「人員過剰の人手不足時代だ」と愚痴をこぽし、雇われる側は「天職に転職したい」と夢ばかり追いつづけている。
どちらの陣営も自分たちがいかに恵まれた環境にあるかご存じないが、一般庶民が夢を追い、高い要求水準を主張しつづけられるのは
文句なくよいことだ。参考までに、お隣の韓国は教育水準がますます高くなっている。だが、1997〜1998年の大不況でIMFが乗りこんできて、
大企業は一産業一社のみというアメリカンスタイルにつくり変えてしまった。おかげで、それまでの7〜8つくらいの財閥が競争して
採用活動を展開していた時代は遠い昔、企業の求人活動はすっかり衰退している。 電機.電子ならサムスン、自動車なら現代に採用して
もらえるかどうかで、その後の人生が天と地ほどもちがってしまう。 同業で生き延びているのはクズ同然のその他大勢企業だけだから、
敗者復活戦もありえない。 同じ電機業界でも、パナソニックもあればソニーも日立も東芝もあるという構造はいま、世界中でも
日本だけになりつつある。ドイツもかつては大きな産業ごとに代表的な企業が3〜4社ずつあってしのぎを削っていた。
これがドイツという国家の活力になっていた。いまはそんな状況ではないぜいぜいフォルクスマゲンとダイムラーペンツ、BMWを
抱える自動車くらいしか、複数の企業が切磋琢磨して高い技術水準を維持できる産業は残っていない。 こうして改めて見渡すと、
いまや基幹産業ならどれを取っても少なくとも三〜四社の大企業同士の激しい競争が続いている国というのは、日本だけなのだ。
あとはどこでも、基幹産業それぞれで国際競争に打って出て通用する企業は一社だけという「競争」環境になっている。≫
 ▼ 情報化によるグローバル化が産業間格差と、一業界一社の時代を作り上げたといってよい。但し、その周辺で、それにとって
  変わる群れがいることが前提になる。問題は個人レベルの格差に直接影響すること。日本の産業も大きな亀裂が出来たようだ。
 ・・・・・・・
3763, ユング ー6
2011年07月15日(金)
 * この東北大震災を、ユングの「布置」とし日本国家に置き換えてみると!
 10年前の9・11テロと、3年前の9・15のリーマンショックで大打撃を受け瀕死の事態に、今度の3・11の東北大震災と
福島原発事故が重なり襲った。 これを「二つの歴史的経済震災」に対する、この東北大震災は「めぐり合せ」(布置)と考えると、
この大地震の意味が見えてくる。 世界的経済震災が二つ日本に直撃した。それで経済基盤が弱い東北・北海・北陸など地方経済は、
これ以上ないほど疲弊をしていた上に、このめぐり合わせである。 ただ偶然が重なっただけでなく、そこに意味を見出すべきである。 
 また世界全体からみれば、地球温暖化の中で原子力の是認が流れになっていた矢先のこれ。「西洋的合理主義に対しする根底からの
見直しのサイン」と、この「布置」=めぐり合わせを見るべきではないか。
 日本もグローバル化の時代の中、西洋的合理主義の考え方を、根底から変える機会と見るべきである。 また同時に開放も図る

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07月15日(月)
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