ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■3660,音信不通だった友人から連絡が!
ギリシャやスペイン、ポルトガルとは違う。しかし、危ないと日本人が思い、金や、現物に換金しようとすると
危険になる。ここで高田氏は、国家の経常収益が長期わたり黒字という部分をみている。その経常収益とは。
民間貯蓄+財政黒字をいい、これが安定している日本は、まだ国債発行が可能と見ているが・・・どうだろう?
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2920,私は嘘しか言いません
2009年04月03日(金)
ー養老孟司が、対談で次のようなことを述べていていた。
《 数年前に亡くなったユングなどの研究者の河合隼雄が真面目な話をする時に「私は嘘しか言いません」
と言っていたそうです。これは考えてみたらシミジミと効いてくるセリフです。
つまり、「私は嘘しか言いません」というのが本当だと既に嘘をついている。
河合さんは、この言葉に「言葉など当てになりませんよ」という意味を込めていられるのだと思いますよ。》
なるほど、面白い。
哲学に似た問題提起があった。 「クレタ人の嘘」である。
ー『クレタ人は嘘つきだ』が真ならば,クレタ人が発した『クレタ人は嘘つきだ』自体が嘘で,
クレタ人は嘘をつかないことになり,『クレタ人は嘘つきだ』が真という仮定と矛盾する。
もし、『クレタ人は嘘つきだ』が偽ならば、クレタ人は嘘をつかないことになる。
つまり、『クレタ人は嘘つきだ』が真となってしまい,『クレタ人は嘘つきだ』が偽という仮定と矛盾する。
『クレタ人は嘘つきだ』の真偽がいずれであると仮定しても、矛盾が起こる。ー
言葉の何とも妙なところだが・・・
「私は嘘をいいません、信じてください!」 の口癖の人がいた。これほど好い加減な言葉はないが、言うほうも言うほうだが、
騙される方も騙されるほうだ。騙している方も騙されている方も、ボケ漫才のように気づかないから始末が悪い。
それなら「私は嘘しか言いません」の方が良い。 それも、哲学的ときているから面白い。
しかし、それでは世界が回らない。詐欺師は「嘘しか言わない」からこそ、その奥にある言葉の意味を知っている。
言葉は共同幻想、そして仮想を創りあげる。それに己が気づかないから問題は拗れるのである。
「私は嘘を言いません」と真面目に言う人がいるが、「私は嘘しか言いません」を悪用するとどうなるか?
「私は嘘を言わないように心がけている。嘘を言った分、何倍も自分に跳ね返ってくるし、自分の中に残る」
これは、私の基本だが、一般も同じだろうか? 嘘も方便だが・・・冗談のつもりの嘘で何度も大失敗をしたが。
ところで本当(真実)って何だろう?
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2556, 印度放浪 ー1
2008年04月03日(木)
『印度放浪』 藤原新也著 朝日文庫
写真家の文章は何故もこのように対象を、そして対象に映った気持ちを上手く表現出来るのだろうか。
言葉の一言一言が詩のようでもある。以前、買って目を通したが、長男がインドへ行ったのを機会に読んでみた。
文庫本になっているが、半分以上がカラー写真で、40年以上前に書かれたものとは思えない。
表紙を開くと、すぐ次のページに、この一行だけが書いてあった。
ー 歩むことに、ぼく自身と、ぼく自身の習ってきた世界が虚偽に見えてきた。ー
そして、その二ページ後に、
ーぼくは歩んだ。
出会う人々は、悲しいまでに愚劣であった。
出会う人々は、悲惨であった。
出会う人々は、滑稽であった。
出会う人々は、軽快であった。
出会う人々は、はなやかであった。
出会う人々は、高貴であった。
出会う人々は、荒々しかった。
世界は良かった。
《旅》は無言のバイブルであった。《自然》は道徳であった。《沈黙》はぼくをとらえた。
そして、沈黙から出た言葉はぼくをとらえた。 良くも悪くも、すべては良かった。
ぼくは全てを観察をした。 そして、わが身にそれを《写実》してみた。
ーー
40歳になって15年ぶりにこの旅をふりかえった著者が「なぜインドに行ったのか」の質問に言葉がつまり、
その若者の後の影に、過去の自分を投影する。 (若いときの自分について)
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04月03日(日)
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