ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[396621hit]

■2374, 人は60歳で何をしたか −3
なにをしたかを調べたくなったのである。通常、著作の是非は内容で諭じるもので、
60歳という視点で各分野の作品を斬ることは、おそらく誰も試みたことがないように思う。
その還暦調査を手掛ける前に、実はふたつの予感があった。
一つは、巨匠たちが節目ということを意識して、
 自分の代表作をものにしているのではないかという予感。
二つ目は、この調査が新しく第二の人生を模索する人たちの、参考資料になるのでは
 という予感。そして、調べていくうちに、二つの予感が正しかったことを確信した。

ーーーー
以上だが、過去に何回も書いてきたが、座卓犬が突然、首輪をとられ家の外に
放り出されるようなもの。 家の外は、誰も見向きもしないし、何処の犬だったなど
通用しない。そうすると、放り出された野犬の群れに入るか、他の家の屋外犬として
軒先に入るしかない。それともさっさと一匹狼として、街の外に出て自然の中の
餌を探すか。逆に考えれば、そのまま老いた座卓犬でいるより、余程よいかも?

・・・・・・・
2006年10月03日(火)
2009, ドイツ病に学べ
    (。^0^。)ノ オッ(*^○^*) ハ〜 ヨウ

「毎日新聞」の日曜日(10月01日)の、 
 ー本と出会う=批評と評論ー の「ドイツ病に学べ 」の評論がよい。

   「日本に次いでGDP世界第三位を誇ったドイツが、EUのお荷物となっている」
    というニュースは何度か目にしてきた。
    その詳細が現地に住んでいた著者の眼で書かかれている。
   *その惨状といえば、19lの消費税、実質16lという高失業率、リストラ、
    旧東独の苦闘、高い給料と強すぎる労働組合、旧東欧諸国に逃げ出す企業、
    年金制度、等々 問題が山積みである。

「まだまだ日本は、ドイツに比べたら恵まれている?」とさえ思えてくる。
しかし、現在の日本に酷似しているから驚きである。
それにしても、東西冷戦時代の優等生だったドイツと日本の凋落は激しい!
ソ連とアメリカの冷戦の一番の恩恵を受けていた日独が、終戦と同時に凋落するのは当然だが、
共産圏の垣根が掃われた直撃の影響は想像を遥かに超えている。
さらに、これからはアメリカの凋落が待っているから先行きは楽観できない。

    これに対して、中国とインドは紆余曲折があろうとも強大になっていく。
    さらにロシアも社会基盤ができてくればその後に続くのは明らかである。
    地球上の繁栄の軸は欧州から米国へ移動したが、
    これからはアジア・シベリア大陸に移動していく。

ドイツ車が本国で人気失墜をしたことを、まだ日本人が知ってない?
ホンダと、トヨタ車があるのに、まだベンツ神話の人が多いときている・・
フォード、ゼネラル・モーターにつづいて、次はベンツの危機か?
 −−−

ー記事全文 ー
伊東光晴・評 『ドイツ病に学べ』=熊谷徹・著(新潮選書)
 ◇ユーロ圏拡大と裏腹の閉塞感

 ヨーロッパの経済の優等生を長く続けたドイツ経済がゆらいでいることは、
日本でもよく知られている。失業率が一〇%程度という高さを続け、
いっこう改善されないのが第一である。第二は、EU統合にさいして、
ドイツが強く主張した「ユーロ安定基準」−その核ともいえる
「各国はその財政赤字をGDP(国内総生産)の三%未満に抑えねばならない」
という財政赤字比率を実現できなくなったことである。
なぜこのようなことになったのか。この本は元NHK記者で、一九九〇年から
ドイツに在住しているジャーナリストの目で、その答えを具体的に示してくれる。

 第一の答えは、経済のグローバル化にともなう、製造工業の空洞化である。
賃金の安い発展途上国に工場が移り、産業の空洞化と失業者が増大する−
−この先進国一様の問題だけではない。
当初、政府は賃金の安い旧東ドイツへの工場立地が進むと予想した。
だがこの期待ははずれた。より賃金の安い国へ、である。日本などとの違いは、
それが中国、アジアだけでなく、ユーロに加わる隣国だったことである。

[5]続きを読む

10月03日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る