ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[396783hit]
■2271, 腕時計
思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、
意外な素顔が隠されていた!?
彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。
生い立ち、学歴、異性関係、挫折体験、死に際などの逸話を拾い集め、
その思想のルーツを探る。
終章では、現代アメリカを代表する哲学者・リチャード・ローティ、
ノーム・チョムスキー、ジョン・ロールズなども取り上げている。
近代から現代に至るまで、約四百年の潮流が手に取るようにわかる、
おもしろ哲学入門。
ーー
これを読んだだけでも、この本の面白さが解るだろう。
ーはじめにー の内容がさらに面白い! その一部を書き出してみる。
ルソーは、まだ8歳になるかならないかのとき、30歳ほどの女性に体罰を受け、
それが『性的快感』(マゾ的快感)の始まりであった、と「告発」する。
その快感が忘れられなくて、おかげで人生狂ってしまった、と書く。
そして自分を曝け出すことによって、ルソーはまたマゾ的快感を経験する。
こういう告白タイプ、ほかにはキエルケゴールやショーペンハウアーなどもそうである。
・・・・略
誰もそう希望すると思うけれど、私たちは自分の人生を自由に選ぶことはできない。
ぱっとしなくても、いま与えられたものから人生をはじめるほかはない。
それに、ウィゲンシュタインのように、ヨーロッパ有数の大富豪の家庭に
生まれても、 つねに自殺の誘惑に苦しめられた人間がいるわけだ。
彼は4人の兄がいたが、そのうち3人自殺をしている。
彼自身は哲学のおかげで自殺をかろうじて免れ、癌で死ぬことができた。
与えられた状況、与えられた自分の容姿と才能、まずこれで人生をはじめる。
誰もそうするしかない。そして、この不条理な世界と人生を考え、理解し、
それと和解するしかないのである。
不満たらたらで、人生を呪ってみても、 私たちは決して幸福になることはできない。
その意味で、誰にとっても、どこかで「解脱」が必要になる。 そういう時期が来る。
・・・・
等々、面白いエピソードが続く。
この本のよいところは、むずかしい問題に対して何気なく、
エピソードを 混ぜながら解らせようとしているのがよい。
「不条理の世界の中で、与えられた条件では何処かで『解脱』が必要になる。
誰も、そういう時期が来る」という。
そういえば私自身のことだが、早い時期から解脱?を意識できていたのは、
大家族・八人兄姉の末っ子で、商家の環境であったことと、
ゼミで人間関係の構造の把握について鍛えられたためである。
性格が、ただアウトサイダーでしかないだけか?
幼児の時から、兄姉の姿を観察し、それに従うしかなかったトラウマか?
次は、ランダムに面白そうなところを取り上げてみる。
つづく
バイ━━(。・∀・)ノ゙━━バイ!
・・・・・・・・
2005年06月22日(水)
1541, わたしの酒中日記−9
金沢ー5 ー1972年5月某日
先日、東京の東京女子医大に父を見舞う。
その数日前に一番上の姉の正子さんから電話があり、
「父が癌で手術することになった。しかし悪性で長くて一年」という。
看護をしていた母の話だと、10時間以上の大手術だったそうだ。
執刀が、あの有名な中山先生だと聞いた。
この会社も数ヵ月後に辞めて、「千葉の千城台の土地」で、
何か事業を始めることになるだろう。
(一昨年、産能大学時代に新聞で売り出し広告を見つけて応募。
抽選で当たった千葉土地供給公社の商業地の一角の土地。
父に投資に良いと買わせた土地である。三年以内に建物を建設する
条件付きで、再来年そこで事業を始める含みがあった)
それより、父があと一年で亡くなるとは!信じられない思いである。
父は私の最大の後ろ盾の人だ。
[5]続きを読む
06月22日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る