ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■2037, 躁鬱病について −5
1672, 聖荊の奇跡


パスカルといえば、
「パスカルの賭け」ー後記ーがよく知られているが、
それと同じくらい有名なエピソードがある。
(日本ではあまり知られてないが)
ー[聖荊の奇跡]である。

この奇跡を見たパスカルが[パンセ]を書く大きな動機になる。
姉の娘マルグリットが、目の病気になってしまう。
多くの医者をまわっても誰も治せない状態で、症状はますます悪くなる。
その間に、姉のジルベットは修道院に娘を寄宿させる。
しかし目の腫れ物が肥大して、膿がでて、鼻骨も侵されてしまう。

ある日、修道院に展示されていた
聖荊(キリストが磔にされたときに、頭につけていたとされる荊の冠)
の一部がにマルグリッドの患部が触れると、たちまち腫れ物は消え、
完全に病気が治ってしまう。
これは宗教裁判所からも、奇跡として公認されている。
この出来事を身近に見ていたパスカルは、信仰が揺るぎないものになる。
彼は、この出来事を契機として人間の回心を願い[パンセ]の執筆に入った。

ところで、私に奇跡を貴方は信じますか?
と問われれば、信じる方を選ぶ。
手品もどき宗教のトリックでなく、
「人知のはるか及ばない出来事はありうる」
 という意味で、だ。
全く、穢れてない少女が純粋に信じ念じたことが、
何かのキッカケで細胞レベルからの変容も不思議ではない。


‘パスカルの賭け’
「神を信じて、本当に神が存在すれば天国に行き、
もし存在しなければ天国も地獄もない。
神を信じないで、もし神が存在すれば地獄へ行き、
存在しなければ天国も地獄もない。
ゆえに、神の存否が分からない時は、神を信じたほうがよい」
(パンセ)
ダメもと、の信仰論がおもしろい

・・・・・・・
・・・・・・・

2004年10月31日(日) 1307, 一冊のアルバム

地震に明け暮れているので、話題を変えてみる。

事務所の移動で、秘境ツアーなどのアルバムを整理していたら、
未使用の小さなアルバムが出たきた。
一面一枚の20枚しか貼れないが、台紙のあるチャンとしたアルバムである。
買っておいて忘れたのだろう。

そこで、「さてどう使おうか?」と考えてみた。
その結論として、
「過去の旅行のベスト20枚」を貼り付けることにした。

そして、それが良かった。
何度みても飽きない。
私にとって、どんなものより素晴らしい宝物である。

「これは!」という写真は、一回の旅行に数枚はある。
それを更に、20枚に集約したのだ。
開けば、それだけでハイになる。

アルバムはそうそう開いて見ない。
いちいちアルバムを開くのが面倒だからだ。
それなら数千枚の写真を、二十枚に纏めればよいのだ。

そして、常にカバンに入れておくことにした。

詩も、言葉の中に全てを集約して残すのだから、
究極の凝縮のカタチである。
母が多くの道楽の末に行きついたのが「詩」であった。

事業にしても、
お金にしても、
不動産にしても、
写真にしても、
古道具にしても、
後継者にしても、
残るのは、生きてきた実感としての
「真実としての言葉」と
「写真」
「信頼」そして
「子供」だけである。

話しが大きく逸れてしまったが、
貼ってある順に紹介してみる。

・パキスタンの桃源郷といわれているフンザ近郊の小高い崖の上で
 一人で、足を開いて片手を上げているショット

・パキスタンのカラコルム・ハイウエーのがけ崩れの落石の中、現地人に手を引かれ
 走り抜けているショット

・機上から、天山山脈を撮ったショット

・タンザニアの大晦日の現地運転手の特別招待のパーテーで、多くの運転手たちと
 0時を過ぎた瞬間の写真

・フィンランドの登山列車で、トンネルの合間のビューポイントの滝で、
 一時停車をして写真を撮っていた。ところが、 急に音楽が鳴り出して
 遠くの滝の岩間で赤いドレスの女が踊りだしたショット
 (列車のお客に見せる為のショー)


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10月31日(火)
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