ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■1364, M資金
中門造り民家を求めての何回目かの秋田方面への撮影行、久しぶりに夜行列車で行く事にしたが、
うっかり者の私が9時と11時を勘違いして2時間遅く上野駅に付いた時には寝台列車は
もうとっくに出た後、車掌さんにお願いして、グリーン車ならなんとかと言う事で
ヤット乗ることが出来た。
発車するとすぐ、隣の一見紳士風の人が話し掛けて来た
「君、この席が何だか知っているかね?この席は国会議員が急に地元へ帰る時の為に
常に開けて置くんだよ、よく取れたね」
「へーそうですか」感心して聞いていると、次々と話や質問が出て、
やがて私が東京で会社を経営し趣味で民家を撮って居る事が分かると風向きが変わってきた。
「今日は〇〇君(当時の総理大臣)と会っての帰りでね、面白い話が進んでいるんだよ、」
それから延々と続いた話を要約すると、
南方の然る国(数千の島々からなる国)の大統領一族の極秘の計画でその国で密かに発見された、
世界の石油事情を一変させる巨大油田の開発で、日本では〇〇君とその周辺の数人しか
知らないご極秘の計画だそうだ。
何枚も地図を広げて熱心に話す紳士の口からは極秘と言う言葉が何回も飛び出して来た、
開発は旧日本軍が隠した巨大な資金が当てられるが、開発会社に投資しないか、
と言うお話である。
「私は数千人の人を使って来て、人間を見る目がある、一目で貴方ならと感じた」
有り難い事である。
明日早くからの撮影のため早く眠りたいが、〇〇君、△△君、]]君など
有名政治家の名前を連発し、かなり精密な地図、計画図を拾数枚も広げて語る紳士風に
何時間も付き合ってしまった。
この人は一体何なのだろう、一国の総理と他国の大統領が計画する極秘の事業を
夜汽車で隣に座った見知らぬ人間にペラペラ話し、事業への参加を勧める、
こんな事で人を騙せるのか?聞いて居るうちに益々冷静になり、世に言うM資金に騙される人、
そして騙す人、そちらの方へ興味が行ってしまい、じっくり観察させて頂いた。
バッリとした服装、〇〇君、]]君の名前を気軽に挙げながら、権威の重さを示す話し方、
夜汽車の中では場所が悪かったが、気の利いた料亭の奥座敷などで話されたら、もしかしたら
乗せられてしまったかもしれない巧みな話ではあった。
その後巨大油田の話やそれで詐欺にあったと言う新聞記事を見ないから紳士風の計画は
失敗した様だ、あんなに一所懸命だったのに少し気の毒の様な気もした。
ーー
以上ですが、自分だけは絶対に大丈夫という人ほど、引っかかりやすいという。
あの田宮二郎がM資金が原因で猟銃自殺だったとは!
・・・・・・・
・・・・・・・
2003年12月27日(土)
997,「 私の死亡記事」−2
この本を読んで、それでは私も書いてみようかと思って既に2年経つ。
そこで書きだしたが、そうは書けないものだ。
あからさまな自分を、突き放して見つめることは辛いことである。
宇宙から地球を見つめ、地球から日本を見つめ、日本から新潟を見つめ、
そして自分を見つめ、その自分を突き放して、最終の死の視点から冷静に
書くのも面白い挑戦でもある。
ー以下、真面目にフザケテ書いてみるー
戦後直後の混乱期の1946年01月15日、新潟県長岡市に8人兄姉の末っ子
として生まれる。
父が43歳、母が38歳にの時に生まれた為に、両親に溺愛?されて育った。
実家が丁度、転業期の為、いつも一人放って置かれて育った。
一生を通して独り遊びの癖が抜けていないようであった。
しかし無事に人並み?に大学を卒業をした。
両親の姿をみていたためか、大学時代より創業の準備を始めていたと
彼の文章に書いてあった。
27歳で千葉で独立したが、その二年後に実家で騒動が勃発。
実家の「衣料量販店」を五年近く従事する。
実家の経営を軌道に乗せ、その後新潟の駅前で日本で初めて
客室主体の「シングル専門ホテル」を開業する。35歳の年であった。
一階に学生服を兼業して奇妙なホテルとして注目を浴びる。
その後、70室の客室を500室まで新潟駅前で増やす。
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12月27日(月)
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