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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■極悪証券会社を退場させよう!
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日本の証券取引市場はイカサマである。粉飾決算のライブドアは上場廃止になったが、その10倍の粉飾を行った日興コーディアル証券は「会社が大きすぎて影響が大きい」という恣意的な判断でなぜか上場は維持された。おそらくライブドアの投資家の多くが個人投資家で「こんなゴミどもは損させてもいい」という当局の判断があったと思われる。一方日興の株主には銀行や大企業が多いので「損をさせるわけにはいかないなあ」ということで上場は維持されたわけである。
オレは株の世界がイカサマバクチだということに気づいてからは、そのイカサマを利用して戦うことを常に心がけてきた。たとえばある銘柄が買いであるというニュースが流れるときは「きっとその株をつり上げて個人投資家に押しつけたい輩がいるんだろう」と判断してオレは高値から空売りすることにした。そうしたニュースの裏読みこそが最良の戦術だった。だからオレはこの空前の暴落市場の中でも退場しないで済んでるのだ。
さて、 10月21日の日記でオレはジョインベスト証券のイカサマについて告発した。 その事件に関するまとめサイトもあるので、事件の概略をつかみたいかたはぜひそちらをごらんになって欲しい。そのイカサマ事件について、大手マスコミは当初全く報道しなかったのである。これはおそらく広告主である野村證券の意向に添った処置であると思われる。つまりテレビ局も新聞社も、相手がゼニをくれるお客様なら真実の報道なんかしないのである。この事件について告発したのは2ちゃんねるなどに棲息するネット市民たちであり、その活動がついには天下の野村證券の子会社を謝罪に追い込んだのだ。これは画期的事件であり「正義は勝つ」という一つの大きな前進であったとオレは受け止めている。個人投資家をゴミと呼んでその利益を巻き上げ、損失を押しつけてきた野村證券の体質はこれからも変わることはないだろう。しかし、少なくとも不正な行為は許されないということがこうして示されたのである。
さて、ゼニのために真実の報道を遅らせたクソマスコミの報道を検証してみよう。まずは朝日新聞だ。
野村系ネット証券、取引処理の遅れ謝罪 株急騰の14日 2008年10月25日20時3分
ネット証券のジョインベスト証券は25日、今月14日の取引で約定が遅れるなどのトラブルがあったと発表し、「不手際を起こし、深くおわびします」と謝罪した。対象口座は約1500口座に上るという。ジョインベストは野村ホールディングスの子会社。
14日の東京株式市場は、幅広い銘柄に買い注文が殺到。ジョインベストの取引のうち225銘柄が値幅制限いっぱいのストップ高になり、買い注文を出した投資家への比例配分になった。しかし事務処理に時間がかかり、取引の成立が翌日の夜以降になった。
さらに、処理の遅れにより画面にいったん「失効」と表示されてしまい、取引できなかったと勘違いした投資家もいたという。金融庁も同社から報告を受け、調査に乗り出している。
この朝日の記事の中で注目したいのは、ジョインベストが画面に出した「失効」表示に関して「取引できなかったと勘違いした投資家もいた」と書いてることである。あほか!それは勘違いではなくて「取引できなかった」のである。勘違いなんかじゃない。こんなお馬鹿な記事を書いている朝日の記者はそんなに野村證券から広告がもらえなくなるのが怖いのだろうか。それでおそるおそる言葉を選んで記事にしてるのだろうか。なんとも恥ずかしい話である。もっとも17日の時点で記事にできなかった時点で十分恥ずかしいし、マスコミ各社が足並みをそろえて報道しなかった以上、各社と野村證券の間になんらかの密約が存在したのは事実だろう。オレに言わせれば、そういう密約を申し入れる時点で野村はアウトだ。もしもこれがアメリカなら、そんなアンフェアなことをやった時点で関係者逮捕、野村は罰金10億ドルくらいの処分を食らうだろう。残念ながら東証は野村の子分みたいなものだからペナルティなど出す可能性はないが。
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10月26日(日)
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