ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■アメリカはいますぐイラクから手を引け!
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 金融安定化法案によって75兆円分の不良債権の買い取りを決めたアメリカ政府なんだが、その原資を出すのはどうやらアメリカの国民ではなくて日本政府や中国政府らしい。なんでも中国に2000億ドル分の出資を要請したそうだから、当然日本にも同じ程度のゼニの要求があるだろうし、腰抜け麻生はアメリカの顔色をうかがうだけだから当然支払うだろう。もともとサブプライム問題はアメリカ発の問題であり、それで世界にこんなに迷惑を掛けている以上、アメリカ人が全員こぞって私財をなげうって世界中の関連の債券を額面で買い取り、それで世界にお詫びすべきものだとオレは思うのだが、あの世界一無責任な国民はそんなこと露ほども考えていないだろう。

 アメリカがイラクやアフガニスタンで浪費する莫大な戦費にくらべれば、この75兆円などは屁のような金額である。そっちで浪費を続けながら、この世界の金融危機の回避のために必要なゼニは日本や中国に出させるというのは虫が良すぎないか?おまえらアメリカ人が自国の利益のために勝手におっぱじめた戦争のためにゼニを浪費するのはそのまま放置しておいて、そのために足りないゼニを他の国から調達しようというのがふざけた連中だぜ。いつまでこの不毛の戦争をおまえらアメリカ人は続けるつもりなんだ。

 フセインの支配していたイラクは戦争状態でもなんでもなかった。そのイラクを支援してイランと戦争させたのはいったい誰なんだ。もともとフセインは武器を気前よく買ってくれるお得意さんだったのじゃないのか。フセインに武器をじゃんじゃん売っておいて、その武器を使わせたくて仕方なかったのはアメリカの軍需産業の側だろう。戦争をいつまでもやり続ければ、いつまでも武器が売れる。その利権を失いたくないからこの泥沼のような戦争から抜けられないのじゃないか。

 アフガニスタンに言いがかりをつけてタリバンを攻撃し、一般市民の多くを無差別に殺傷してその補償もせず、強姦殺人やり放題のならず者たちを大量にイラクやアフガニスタンに派遣しては乱暴狼藉のやり放題なことをオレは驚きはしない。だってアメリカというのは昔からそういう国じゃないか。この国の自由と平等というのは自国の金持ち白人にとってだけの自由と平等なんだ。この国がつい150年ほど前まではアフリカから大量の黒人を奴隷として連行し、輸送の途中で病気になった黒人を海に投げ捨てて間引きしてきたその非人道的な歴史に対して一度でも正式に謝罪したことがあるのか。そしてきちっと賠償をしてその罪を償ったことがあるか。連行された7000万人もの犠牲者に対して一人あたり1億ドルくらいの賠償を払うべきじゃないのか。150年経てば時効なんてものじゃないだろう。おまえらの先祖のやった罪は永遠だ。

 先住民のインデアンを殺したりだましたりしてその土地を奪い、豊かな緑の土地から追い出しては彼らを居留地と呼ばれる不毛の地に囲い込み、酒を与えてアル中にして抵抗できなくしてきたのもおまえたちアメリカ人の歴史じゃないか。

 国内の人種差別の問題を理由に、日本が国際連盟で提案した「人種平等宣言」に反対して廃案に追い込んだ差別主義者の国家はアメリカじゃないのか。そのことについて一度でもこの国は世界に「あれは間違っていた!」とお詫びしたことがあるか。過去の歴史に対する反省もなく、そこから何も学ぶこともなかったクソ野郎の集団がアメリカ合衆国という差別主義のならず者の群れなのだ。

 イラク戦争をブッシュ一族が原油の利権を手に入れるために起こしたということはヨーロッパではもはや周知の事実である。その戦争を熱烈に支持したのは小泉純一郎であり、その戦争に反対したことで外務省を追われたのはレバノン大使だった天木直人氏である。日本人の中でどれほどの人が天木直人氏の存在を知ってるのだろうか。かつて外務省が杉原千畝氏を「勝手にユダヤ人にビザを出した」という理由でクビにしたように、国家の方針に盲目的に従うのではなく、真に人道的な立場から行動や発言をした者がその地位を追われるというのが外務省の古くからの伝統なのだ。


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10月08日(水)
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