ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18851912hit]
■トヨタ VS 日産、勝つのはどっちだ?
ガソリン代がいったいどこまで上昇するのかわからないような勢いだ。今オレはエネオスヴィーゴ(他社のハイオクに相当)を144円/Lで給油してるのだがとにかく高い。あまりに高くて出来るだけクルマに乗らないようにしてこの夏を過ごしている。近所の移動はいつもスクーターだ。おかげで暑くてたまらないのだが,CO2排出削減という京都議定書の精神を守っているのである。乗員1名でせいぜい5、6qしか走らないときにクルマを出すのは不経済である。こんなことを書くと「馬鹿、自転車にしろ!」と言われそうだが。
CO2排出削減を心がけるオレは、実はエコランの達人でもある。オレはマニュアル(MT)のクルマばかり運転してるのだが、これは工夫によってどんどん燃費を改善することが可能だ。オレの母や妻が運転するとせいぜい9q/Lしか走れないスバルドミンゴも、オレが運転すると12q/Lくらいにはなる。エンジンの回転数をあまり上げずに出来るだけ上のギヤを使って走るからである。71歳のオレの母もそのドミンゴをいちおう運転するのだが、5速まであることを忘れていて4速のままで高速を走ってたりする。燃費が悪くなるのは当たり前である。
ガソリンを入れるときはトリップメーターをいつも0に戻す。そしてガソリンのレシートを見ながら素早く前回の給油時からの燃費を計算する。オレがふだん使ってる三菱FTOの場合、トリップメーターが440qならガソリンは42.4Lというふうに燃費は10q/Lをわずかに上回る。V6/2000CCのエンジンを搭載してる割にはいい方だと思う。大阪の信号の多い市街地を走ってこれなんだからもしも郊外の空いた道ばかり走ればもっと燃費はよくなるだろう。
さて、この給油時の燃費計算を不要にする新技術が日産自動車から発表された。以下の記事を読売新聞のWEBサイトから引用したい。
日産、燃費表示計を新型車すべてに搭載へ…瞬間燃費も表示
日産自動車は21日、燃費の表示計を今後発売する新型車すべてに搭載すると発表した。
22日に全面改良して発売するSUV(スポーツ用多目的車)エクストレイル以降のモデルに適用する。一部改良モデルも含める。
平均燃費だけでなく、運転中の瞬間の速度と燃料消費量を計測して、瞬間の燃費も表示できるのが特徴。運転方法による燃費の変化がわかるという。
日産の社内実験では、燃費表示計を搭載すると急発進などを控えるようになり、平均で約10%、燃費が改善するという。(2007年8月21日19時31分 読売新聞)
オレが一番興味を持ったのはこの最後の部分
「燃費表示計を搭載すると急発進などを控えるようになり、平均で約10%、燃費が改善するという」
のところである。その程度の装備で10%も燃費が改善するなんてすごいじゃないか。もしも日本中のクルマがそれを導入したらいったいどれくらいの節約になるんだ。これと燃費のいいハイブリッドカーの導入を組み合わせればCO2の削減目標なんて一気に達成できるじゃないか。
しかし、なぜ日産はこういう手法で攻めてきたのだろうか。オレはその理由を考えてみた。日産自動車は倒産寸前の崖っぷちから生還した企業である。コストカッターと呼ばれたゴーン社長は納入先の企業に不可能に近いコスト削減を要求し、多くの下請け部品メーカーを倒産に追い込み、自動車用鋼板を納入している鉄鋼メーカーにも無理な値引きをさせたために鉄鋼不況が起き、他をみんなむちゃくちゃにして復活を果たしたという平成の景気を代表する企業なのである。決して本業の業績が回復して復活したわけではなかったのだ。その日産がトヨタに大きく遅れを取ってるのがこのハイブリッドカーの技術だった。もちろん日産も少しだけ生産したことはあるが、とても商売になるレベルではなく、すぐに撤退して結局トヨタからハイブリッドカーの心臓部に当たるパーツは提供を受けることに決めたのである。
[5]続きを読む
08月22日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る