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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■世界恐慌によるリセットのススメ!
 余った公営住宅をどんどん無償提供して「貧しい者たちは家賃タダ」という原則を推し進めれば、賃貸住宅の世界に価格破壊がはじまるだろう。そして「タダで住めるのにどうしてゼニを払って買うのか?」とみんなが疑問に思うようになれば今度は住宅価格も下がり始めるだろう。今はその流れを作り出すチャンスなのである。しかし、そんなことを政治家たちは誰も考えてない。だったらどうすればいいのか。オレが考えているようなことを党是にした新政党を作り、その政策を推し進めることしかない。いわゆる無産階級革命みたいなものである。

 既存政党の中では共産党がその考えにもっとも近いのかも知れないが、どうもあの党の方々が市場経済の本質を理解しているとは思えないから期待する方が無駄である。いくら「蟹工船」が読まれてるからといって、共産党が次の政権政党になることを期待する方はほとんどいないだろう。

 ただ、恐慌がどんどん進んで、土地価格や家賃を高止まりさせていることが現実問題として不可能になったとき、金持ちたちが不景気に耐えきれなくなったとき、そのときがこの無産階級革命のチャンスなのである。オレは今発生している世界恐慌というのは大きな下克上のチャンスだと思うし、持たざる者と持つ者の地位が逆転する可能性を秘めたパラダイムの転換点だと思っている。

 このまま恐慌を軟着陸させて経済を立ち直らせるべきではない。徹底的な破壊の後にしか真の再生はない。中途半端な形での景気対策によって、日本は大きなリセットのチャンスを失ってしまうのだ。オレはそれを憂うのである。今こそ勇気を持って政府はすべての経済対策を放棄すべきである。「なにもしない!」ことを宣言し、その結果衣食住すべてをなくす人々に対してだけ最低限の援助を行うという政策に転換するのだ。そうすればどれだけ多くの企業が倒産するかわからないし、どれだけ景気が低迷するのかもわからない。しかし、国民の最低限の生活だけは守ってやるのである。企業のCPを20兆円の枠で買い入れるなんてくだらないことをする前に、そのゼニを国民が餓死しないようにするために使うべきである。長いトンネルを抜ければ必ずそこから再生できるだろう。

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12月31日(水)
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