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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権(U−15)富山−鳥栖
クラブユース3日目。この日は夕張会場である。会場で決めた。北海道に来るなら自分の都合だけではなく、お土産も考えなければならない。で、夕張メロンが浮かんだ。調べたらJR新夕張駅近くの道の駅で売っている。

さてこの日も苫小牧から出発。室蘭本線は函館から内浦湾(噴火湾)沿いに室蘭・苫小牧を通り札幌へ向かう線だと思われているが実際には函館本線と分岐する長万部(おしゃまんべ)起点で、しかも苫小牧(実際には一駅先の沼ノ端)から札幌方面は千歳線なのだ。苫小牧からは岩見沢に向かうのが室蘭本線だ。沿線には炭鉱が多かった。特に岩見沢付近は。石炭を小樽や室蘭で積みだす目的で建設された紛れもない幹線、それが室蘭本線なのだ。
で、実はこの室蘭本線は完乗しているのだが、この日も新夕張まで途中、室蘭本線を使う。苫小牧・沼ノ端間という意味ではない。そこからさらに岩見沢方面に向かい、追分駅まで乗る。追分駅は室蘭本線と石勝線が交差する。苫小牧から千歳線で南千歳で乗り換えて新夕張に向かうのが素直なルートだが、追分駅から乗り換えてもいい
石勝線は石狩と十勝を結ぶ線。短絡線であり、ほぼ特急しか走っていない。ここで特急に乗り換え、新夕張に向かう。反対側の特急が遅れている。石勝線は単線で行き違いには信号所を使う。線路が分かれる部分には線路のポイント凍結を避けるため屋根がある。その信号所の一つで行き違い、新夕張にはほぼ定刻に着く。バスまで20分ほどあり、財布には1万円札しかなく、バスでICOCAを使える保証はないのでお金を崩す必要がある。したがってあさイチで道の駅に向かい、揚げたてのポテトを買う。更に夕張メロンを見ると、朝のうちに買わないと売り切れる、と言われる。慌てて買って、送る手続きをする。朝から忙しくて案外バスに余裕がなかった。
ところで夕張と言えば、炭鉱の町であって斜陽の世界である。道の駅もとにかく活気がない。目に輝きがない。バスの運転手さんも車内も元気がない。この印象は夕張を去るまで続く。途中から上りになり、この区間を夕張線は登っていたのか。
最寄りのバス停(黄色いハンカチロケ地前)は何らかの観光地が近く、少し道を登って広場に向かう。途中廃止した夕張線の廃線跡を通る。夕張市と言えば、都知事だった石原慎太郎の差し金で若い都庁の役人が市長になり、病院の廃止だとか夕張線廃止でバス転換だとか「攻めの財政改革」を行った。その結果、病人は夕張を去り、財政負担が減ったという野蛮な話があったり、バス転換したらちゃっかりバス会社がすぐに路線から撤退だとか、世間を知らない若い市長の策が裏目に出ているのか、あるいは最初から夕張市をたたむ目的があったのか、ますます街は寂れている。目的の黄色いハンカチ広場には黄色い花が咲いているが、中は有料なので引き返す。

大会会場はバス停から5分ほど。しかし三つのピッチのながら観は困難である。加えてこの日は雨。芝のピッチの横の芝生席も当然濡れている。土手の上のベンチからキックオフぎりぎりまで粘った。キックオフ直前にバック側の芝生席に向かうが、あちこちにエゾシカのフンが落ちている。フンは踏まないようにゆっくり歩くのがここでのたしなみ。

クラブユース選手権(U−15)
カターレ富山−サガン鳥栖
8月17日 11時 (夕張)サングリンスポーツヴィレッジ(平和運動公園)多目的運動広場 雨 鹿のフン交じりの重いピッチ 主審 谷口昇氏

カターレ富山
GK 1 安孫子承太郎 183.60 10.06.02
DF 3 伊藤叶夢 (Cap.) 177.60 10.11.02
DF 5 小幡陸斗 186.64 10.05.07
DF 6 齊藤与     170.64 10.12.10
DF 23 辻口緒斗 164.55 11.07.16
MF 7 岡田晄希 167.51 10.08.10
MF 14 井上絆理 166.45 10.08.28
MF 24 堀川啓仁 178.66 11.08.26
FW 10 尾近優太 171.60 10.05.15
FW 11 北村朝陽 167.61 10.06.03
FW 22 柴田遥麻 164.52 11.08.06
控え選手
GK 21 江蔵律音
DF 2 福田優翔
DF 16 景山優杏
MF 8 牧野奏嗣
MF 15 金本昊喜
MF 17 木村友哉
MF 25 角陽琉希
FW 9 野崎透暉
FW 13 秋元優汰
監督 徳田弥武

サガン鳥栖
GK 1 大坪那瑠  179.70 10.09.13

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08月17日(日)
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