ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ1回戦 富山−金沢
Jユースカップ1回戦
カターレ富山U−18−ツエーゲン金沢U−18
10月14日 11時 岩瀬スポーツ公園 並芝 晴
富山 金沢
−−−村澤−−浅野−−− −−−谷口−−四四−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
工藤−松原−−小林−南部 八番−二四−−三七−六番
横田−浅島−−近藤−棚田 十八−四番−−十四−二二
−−−−−水井−−−−− −−−−−三三−−−−−
富山
GK 1 水井龍也
DF 11 棚田将光
DF 5 近藤経伍
4 浅島悠人
22 横田雅宗
MF 2 小林和暉
6 松原弦希
7 南部歩夢
10 工藤康太
13 浅野光信
FW 14 村澤龍成
金沢
10 谷口遼弥
東冨山駅から500mで普段なら難なく徒歩なのだが、左足を骨折中の為、この距離をタクシーで移動。
双方県リーグで上位に入り、この後プリンス北信越参入戦出場が決まっている。
前半終了間際に到着。すでに4−1。金沢10番谷口は来季のトップ昇格が内定。
さて後半から様子を見ると富山は全体に技術が高くきっちり繋いで崩す。力では一枚上である。一方で守備では激しさに欠け、ガツガツ潰しに行かず甘さも見られる。県リーグの甘さなのか、プリンスで揉まれればこんな甘さは無くなるのだろうが。金沢も強いとは思ったが、その強さはI谷口に依存した強さだと思いました。谷口は体幹が強く当たられても跳ね返し、確かな技術で収めて鋭くターンして加速して突破があり、トータルな能力が高いと思いました。確かに別格。周りも見えている。ゴール前での仕事に専念できれば怖さも倍増なのだろうが。金沢も繋ごうとするが、ビルドアップの段階で怪しく、富山のフォアチェックが金沢DFのパスミスを前提にしたものに見える。富山ではF南部がサイド突破と中に現れて受けたり、動き方に工夫があり面白いがフィジカルが足りない。金沢10番はドリブラー。正確なターンから切れ込む。金沢24番は精度の高い左足を見せる。富山I工藤はファイターで正確な左足を持った左サイドバック㉒横田の上がりを促す。富山の2トップは守備から入り、タフに走る。しかし富山は全体に技術・戦術に特化していてフィジカルが弱いと思いました。後半20分(45分ハーフ)、L浅野を起点に左カウンター、右でフリーのF南部が決めて5−1。直後から富山は選手交代を交え、テストにかかる。24分、F南部→H篠原。金沢も㉔鈴木→J木村。33分、富山I工藤→O阿部。金沢はセンターバック4番がロングフィードを見せるが、短い繋ぎでミスも。37分、富山L浅野→15番、M村澤→R宮下宙。この宮下。1年生だがフィジカルが強く、富山では異質ながら面白いと思います。技術もある。収まるFW。金沢はFKのチャンスも2回あったが決められず、富山が圧勝した。
富山について。ダイヤはダイヤでしか磨けない。さっさとプリンスに復帰してしまえよ、と思いました。そうなれば甘さもなくなるだろう。守備の甘さはJユース黎明期で関西のJクラブでもみられたことだ。今年はプリンス昇格枠が2つある。松本山雅は強いだろうが、富山も有力だろう。短期決戦で高体連に比べて甘さが出ないかは不安だが…。金沢も後半を観る限り可能性がないわけではないが、全体のベーシックな力を上げないと、と思いました。トップ昇格選手を出した、しかも見た限り甘い基準じゃない、というのは大きな進歩だが、富山と個々の能力差がはっきり出ている現状では、例えプリンスに昇格しても厳しい。
10月14日(土)
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