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サッカー観戦日記
by T.K.
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■総理大臣杯1回戦 九産大−静産大
十六

今大会は全試合学生主審である。学生リーグは審判員育成の場である。

九産大は3年以内に全国でベスト8に入らないと監督はクビという無茶な経営サイドの要求があるという話だったが、今はどうなんだろう?

双方アタッカーが守備陣を上回る。特にセンターフォワード9番はポストが生きて身体を張り空中戦も強く、完全に機能している。九産大D加藤が開始早々負傷してE荒井に変わるがやや小さい。九産大M田中はキャプテン。小技を見せる。C伊藤も身体を張る。九産大2トップは後方からのロングボールに対しヘッドで逸らして裏に流して相方に走ってほしい。が、そのパターンはすぐにばれた。基本的には雑に前線に出す。
対する静産大はH佐藤だけでなく㉒高浜も身体が強く起点になる。左ハーフF阿部はレフティだが両足クロスがある。左サイドバックB池田は右利き。後方セットプレーも蹴るが精度はあまりない。M宮原は左アウトサイドに流れて3番7番との連携で崩す。しかしボールをこねたがる癖があってあまり効いていない。GK鈴木はよく声が出る。静産大は㉒高浜に最もセンスを感じる。スペースに流れるタイミングと体の強さ。

さて試合は静産大の右コーナーからの攻め直し、F阿部の左足右クロスにK無田ニアで逸らし先制。
静産大ベンチは非常に態度が悪い。日本は儒教社会だから年下の学生主審を舐めてしまう。主審は毅然とした態度を貫きとても良かったが、こればかりは審判員としての力量だけではどうしようもない。この試合クーリングブレイクではなく飲水タイム。仙台では猛暑日予報だったが、気温測定の結果、飲水タイムになったのだが、いささか厳しい。前半は0−1。

後半開始早々ロングカウンター、九産大がI中山に当てて右前方(身体の向きでいえば後方)に落としH緒方が裏に折り返しI中山がキーパーとの1対1を沈めて1−1に追いつく。以降も厚い中クライフの言う「フットボールではイングランドが最も面白い。良く攻めて良くミスするからだ」という内容。関西学生リーグでいえば1部では厳しい。せいぜい1部下位というレベルの試合が続く。静産大のベンチはなおも態度が悪く、主審が注意しに来てもなおも文句言っている。そして後半も終了。バスの都合ならすぐ出なければならないが、腹をくくって延長も見る。あまりの暑さに危険を感じるので第2試合は既に断念している。

延長も点が入らず、PK戦でPK用キーパーを入れた九産大が次戦進出を決めた。


試合後、徒歩で駅方面に向かう。15分ほどで近くに着いた。ドリンクが切れていたので、以外に近くて助かった。猛暑の中ドリンク抜きでは熱中症のリスクがかなりある。シーパルピアという建物で女川丼という名前の海鮮丼を食べた。安い。そして同じ建物内のコバルトーレ女川のスポンサー高政でかまぼこを買う。冷蔵庫が必須なので帰りの列車内で食べられる分だけ。そして駅に戻り風呂に浸かって汗を流す。列車に乗るには汗臭くて。もちろん着替えは持ってきている。そして帰りは石巻線完乗、石巻から小牛田に抜けて東北本線で仙台に戻ったというわけである。

09月03日(水)
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