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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこリーグ ハリマ−宮崎
ヴィアマテラスはぱっと見でチームの様子が分かった。監督の水永さんはもとテゲバの選手で引退後速やかに監督業に入った。このチームはハードワークだ。難しいことはやらない。奪ったらあまり繋がず蹴る。クリアが多い。シンプルに裏に蹴って走る。相手ボールなら前から懸命に追う。相手に全くつながせないように前から3人で追う。完全なるショートカウンターチームだ。前進ルートなどない。高度な戦術もない。サッカー理解度の低いファンの心を打つスタイルだ。全員で愚直に頑張る。それに尽きる。このスタイルで昨年なでしこリーグを制したのか。WEリーグとはかなり差がある。参加すれば連戦連敗だろう。しかしながらこの白黒はっきりしたスタイルで負けは多いが引き分けも少なく、負け以上に勝ちが多く、優勝した。ショートカウンターだが、攻め気は極めて強い。宮崎県のおそらくサッカー理解度の低いであろうファンを惹きつけたのも良くわかる。
対するハリマはバックラインから繋いでポストに当ててサイドを崩したい、よく言えば正統派スタイル、悪く言えば無味無臭である。目の肥えたファンならこちらだろう。中盤の底D小島を軸に左右に展開し、ボールを走らせて支配にかかる。菅野監督はしっかりした人ということはよくわかる。だが育成年代のように思っていないだろうか?大人のサッカーは当然勝利が求められる。育成は捨てても構わないのだ。あまりにも対極的なチーム同士の戦いだ。
さて試合は37分、ハリマ、スローインから浮き球が続いてこぼれをJ南條が蹴り込み1−0。69分にはエースL三富のフリーキックが決まり2−0で播磨が勝利した。
03月16日(日)
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