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サッカー観戦日記
by T.K.
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■雑文・選抜高校野球 壱岐高校の観戦記
10云年ぶりに選抜高校野球に行った。野球には疎い。観に行くスポーツベスト10には入らない。だが、日本では野球はメディアと強く結びつき、メジャーなスポーツとなっている。だから競技そのものには関心がなくとも、その周囲には関心がある。
今回足を運ぶことにしたのは長崎県の離島・壱岐から壱岐高校が出るからだ。選抜大会というのは選手権・チャンピオンシップと異なり招待大会である。その中には実力が伴わなくても出られる枠がある。その枠に今回選出されたというわけである。
まずは離島の野球部について各種記事を探した。が何もない。なぜ離島でそこそこ強くなったのかを知りたいのだ。全国隈なく普及している高校サッカーはとてつもない田舎でも離島でも普及している。沖縄県の離島で琉球王国では流刑地であったほどの僻地・宮古島から宮古高校も2回全国に出ているし、今年(2024年度)の高校女子選手権の沖縄県17チームを勝ち上がった選抜チームは石垣島にある八重山高校主体のチームだった。八重山高校は男子も春秋県ベスト4だったこともある。宮古高校の強化法は離島故県リーグに参加できない、参加すればアウェイ遠征費がとてつもなく高くなる、そういう事情で島内の社会人リーグにエントリーして揉まれた。そして全国大会でPK戦で負ける、つまり引き分けるところまで行った。が、高校野球ではそういうことは認められていない。記事を読むと壱岐の中学生時代は黄金世代だったとか、その程度しか書いていない。島は熱狂している、とかスポーツジャーナリズム失格としか言いようがない。中学時代に黄金世代とか、要するにたまたま強かったのであって、強さに秘密とか理由とか仕組みとかないのだろうか?
次に成績を見る。選抜大会はサンデー毎日が毎年大会展望号を出している。それによればチーム打率0.258とある。要するにほとんど打てないチームのようだ。したがって投手に恵まれたチームとなるが、ものすごく投手成績がいいチームでもないようだ。小さくまとまったチームのようだが、記事には万人に理解できるような書き方をしていない。
さて当日、壱岐高校の試合は14時から。で、昼にラーメン食べたら急にお腹の調子が悪くなった。トイレを気にしながら甲子園に向かう。JRで大阪まで行き、阪神梅田でトイレに寄ってから阪神特急で甲子園駅へ。途中尼崎手前の大物(だいもつ)駅で阪神タイガースの新2軍球場が見える。なお旧本拠地は武庫川線武庫川団地駅近くにある。全日本フットサル選手権で会場の体育館に行く際目の前を通ったことがある。甲子園に着いたら半分近くの客が下りる。阪神電車の経営に大きく関わっているということ。球場前にたむろしている人々の中には胡散臭い人もいるが、他人から見れば私もそうなんだろう。目を合わせないように前を通り過ぎ、「8号門」へ。高校野球ファンの中で有名人に「ラガーさん」という人がいる。長年高校野球全試合ネット裏の決まった席にラガーシャツを着て陣取る人だ。近年ネット裏が指定席になったので今は決まった席には座れないが、そういう人は開門何時間も前にネット裏への入り口「8号門」で待ち続けて開門即ダッシュするのである。当然トラブルも多い。けっして尊敬できない人だが、ある意味趣味人として極めぬいた人だ。そこから入る。荷物チェックはなかった。
入ると自販機を見る。ペットボトル500ml300円!高い。そしてトイレが少なくてやたらと喫煙所がある。タバコが多いのは古い施設だからか、ファン層か。トイレが少なくて不衛生なのも古い施設というのはあるが、野球は競技特性上、トイレには試合中少しずつ行くということに気づいた。ハーフタイムに一斉に入る普通のスポーツではないのだ。売店はやたらと高い。甲子園から一時退場は不可能なので、いったん入ったらすべて中のものを飲食せねばならない。入り口でドリングは取り上げられなかった。
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03月20日(木)
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